2級管工事施工管理技士 過去問
令和3年度(2021年)前期
問23 (ユニットB 問23)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和3年度(2021年)前期 問23(ユニットB 問23) (訂正依頼・報告はこちら)

FRP製浄化槽の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 槽が2槽に分かれる場合においても、基礎は一体の共通基礎とする。
  • ブロワーは、隣家や寝室等から離れた場所に設置する。
  • 通気管を設ける場合は、先下り勾配とする。
  • 腐食が激しい箇所のマンホールふたは、プラスチック製等としてよい。

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この過去問の解説 (2件)

01

FRP製浄化槽施工に関して、該当しないものを選択する問題です。

1.浄化槽自体を水平に維持する必要があるので、

 2槽であっても共通基礎とします。

2.ブロワは騒音が大きいため、

 隣家や寝室等からできるだけ離す必要があります。 

3.空気の滞留を防ぐため、

 通気管は先上り勾配とします。

4.腐食が激しい箇所では、

 マンホール蓋はプラスチック製で問題ありません。 

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02

FRP製浄化槽の施工に関する問題です。

選択肢1. 槽が2槽に分かれる場合においても、基礎は一体の共通基礎とする。

問題文の内容通りです

 

浄化槽が2槽以上に分かれている場合は、基礎は一体の共通基礎とします。

基礎上で段差寸法が狂うと、槽や配管に逆勾配が生じ可能性があり、基礎の施工精度に注意して作業に当たります。

選択肢2. ブロワーは、隣家や寝室等から離れた場所に設置する。

問題文の内容通りです

 

設置位置の施工図作成検討では、臭気の発生によって被害が出ないように大阿久外の設置と、車庫や物置の設置は避けるようなことを考えます。

ブロワー設置では、騒音によるクレームが生じないように、隣家や寝室などから離れた場所に設置するよう検討します。

選択肢3. 通気管を設ける場合は、先下り勾配とする。

通気管を設ける場合は、上向き勾配とする

 

通気管は、浄化槽内の空気を調整し、排水をスムーズに行うためのもので、通気管を設ける場合は、放流ポンプ層に側溝の排水が逆流しないために、上向き勾配とします。

選択肢4. 腐食が激しい箇所のマンホールふたは、プラスチック製等としてよい。

問題文の内容通りです

 

槽本体のマンホールのかさ上げ高さは、300 mmを限度とします。

マンホールの蓋は、腐食が激しい箇所では、FRP製以外の材質のプラスチック製、鋳鉄製など、浄化槽の規格に合い、十分に強度のあるものとしても構いません。

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