2級管工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)後期
1 問1

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)後期 1 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

湿り空気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 湿り空気を加熱すると、その絶対湿度は低下する。
  • 不飽和湿り空気の湿球温度は、その乾球温度より低くなる。
  • 露点温度とは、その空気と同じ絶対湿度をもつ飽和湿り空気の温度をいう。
  • 相対湿度とは、ある湿り空気の水蒸気分圧と、その温度と同じ温度の飽和湿り空気の水蒸気分圧との比をいう。

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この過去問の解説 (1件)

01

湿り空気の性質に関して問う問題です。

選択肢1. 湿り空気を加熱すると、その絶対湿度は低下する。

誤りです。低下するのは相対湿度になります。

湿り空気線図(横軸に乾球温度、縦軸に絶対湿度)より、加熱すると乾球温度の横軸が右へ動きますが、絶対温度に変化はありません。

選択肢2. 不飽和湿り空気の湿球温度は、その乾球温度より低くなる。

正しいです。水を含んだ布で温度計を湿らせた状態である湿球温度はそうでない乾球温度より低くなります。

選択肢3. 露点温度とは、その空気と同じ絶対湿度をもつ飽和湿り空気の温度をいう。

正しいです。露点温度は気体が冷却したときに結露が発生する温度のことです。

選択肢4. 相対湿度とは、ある湿り空気の水蒸気分圧と、その温度と同じ温度の飽和湿り空気の水蒸気分圧との比をいう。

正しいです。飽和湿り空気の水蒸気分圧に対する水蒸気分圧の比(割合)は相対湿度です。水蒸気分圧とは、1気圧中における水蒸気の圧力のことです。

まとめ

湿り空気については、湿り空気線図とセットで覚えることをおすすめします。

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