2級管工事施工管理技士 過去問
令和3年度(2021年)後期
問22 (ユニットB 問22)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和3年度(2021年)後期 問22(ユニットB 問22) (訂正依頼・報告はこちら)

ガス設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 都市ガスの引込みで、本支管分岐個所から敷地境界線までの導管を供給管という。
  • 液化天然ガス(LNG)には、一酸化炭素が含まれている。
  • 液化石油ガス(LPG)の一般家庭向け供給方式には、戸別供給方式と集団供給方式がある。
  • 液化石油ガス(LPG)の充填容器の設置においては、容器が常に40℃以下に保たれる措置を講じる。

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この過去問の解説 (2件)

01

ガス設備に関する設問です。

選択肢1. 都市ガスの引込みで、本支管分岐個所から敷地境界線までの導管を供給管という。

正しいです。設問文通りに覚えます。

選択肢2. 液化天然ガス(LNG)には、一酸化炭素が含まれている。

誤りです。液化天然ガスに一酸化炭素は含まれません。

選択肢3. 液化石油ガス(LPG)の一般家庭向け供給方式には、戸別供給方式と集団供給方式がある。

正しいです。

戸別供給方式は家ごとにボンベを設置し、都度ガス店がボンベごと交換する方式です。主に一軒家で採用されています。

集団供給方式は、大型ボンベを設置し、都度ガス店が専用車両からLPG燃料をホースで供給します。「バルク供給システム」とも呼ばれます。主に集合自宅で採用されています。

選択肢4. 液化石油ガス(LPG)の充填容器の設置においては、容器が常に40℃以下に保たれる措置を講じる。

正しいです。設問文通りに覚えます。

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02

ガス設備に関する問題です。

選択肢1. 都市ガスの引込みで、本支管分岐個所から敷地境界線までの導管を供給管という。

問題文の内容通りです

 

都市ガス供給の導管の種類として、銅管の敷設位置の区分があります。

1) 本支管

道路に平行に敷設される銅管です。口径の大きいものは本管、小さいものは支管と言います。

2) 供給管

本支管から分岐し、需要家に引き込まれる導管のうち、本支管分岐箇所から敷地境界線までの導管です

3) 内管

需要家に引き込まれる導管のうち、敷地境界線からガス栓までの導管です。

選択肢2. 液化天然ガス(LNG)には、一酸化炭素が含まれている。

液化天然ガス(LNG)には、一酸化炭素が含まれていない

 

LNGは無償・無臭の液体で、メタンが主成分で、液化する際に不純物を除去するため、燃焼はクリーンに燃焼します。

 

一酸化炭素は、LNGを燃焼したときに、不完全燃焼を起こせば、発生します。

選択肢3. 液化石油ガス(LPG)の一般家庭向け供給方式には、戸別供給方式と集団供給方式がある。

問題文の内容通りです

 

LPGの供給形態は次の通りです。

1) 戸別供給方式

戸別に設置した容器から、配管を通して一般消費者に供給する方式です。

2) 小規模集団供給方式

1か所に設置した容器から、配管を通して、2戸以上10戸以下の一般消費者に供給する方式です。

3) 中規模集団供給方式

1か所に設置した容器から、配管を通して、11戸以上69戸以下の一般消費者に供給する方式です。

集団供給で70戸以上に供給するときは、簡易ガス事業として、ガス事業法の適用を受けます。

4) 業務用供給方式

一般消費者過程とガスの使用形態が異なる飲食店やホテルなどへの供給方式です。

5) 民生用バルク供給方式

LPガスの供給を、消費者が設置したバルク貯槽に充填設備から直接LPGを充填する方式です。

選択肢4. 液化石油ガス(LPG)の充填容器の設置においては、容器が常に40℃以下に保たれる措置を講じる。

問題文の内容通りです

 

LPガス容器の設置では、内容積20 L以上の容器は、2 m以内にある火気を遮る措置を講じます。

直射日光や冷暖房の温風の吹出が当たらないようにし、容器間との温度差が生じる場所を避けます。

容器は、常に温度40℃以下に保つような措置を講じます

日光以外の熱源で、40℃を超えて加熱されえる恐れがあれば、不燃性の隔壁を容器との間に設けます

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