2級管工事施工管理技士 過去問
令和3年度(2021年)後期
問38 (ユニットD 問38)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和3年度(2021年)後期 問38(ユニットD 問38) (訂正依頼・報告はこちら)

空気調和設備の試運転調整における「測定対象」と「測定機器」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
  • ダクト内風量 ―― 熱線風速計
  • ダクト内圧力 ―― 直読式検知管
  • 室内温湿度 ――― アスマン通風乾湿計
  • 室内気流 ―――― カタ計

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この過去問の解説 (2件)

01

試運転に関する設問です。

選択肢2. ダクト内圧力 ―― 直読式検知管

誤っているのは「ダクト内圧力-直読式検知管」です。

「検知管」とは、「ガス濃度検知管」のことです。

過去何度も誤りとして出題されている頻出事項です。

「アスマン通風乾湿計」とは、乾球温度計と湿球温度計が並び、その上にファンがついている特殊な温度計です。

「カタ温度計」とは、2本の温度計が並んでいて、気流を測定できる特殊な温度計です。

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02

空気調和設備の試運転調整の、「測定対象」と「測定機器」に関する問題です。

選択肢1. ダクト内風量 ―― 熱線風速計

正しい組み合わせです

 

風速計は、気流の流れの速度を計測する計測器です。

熱線風速計は、測定範囲が 0.1~30 m/sで、白金・ニッケル・半導体などの発熱体に、気流が当たると冷却され、風速の平方根に比例して抵抗変化が現れることを利用した風速計で、ダクト内の風速測定(=風量測定)に使用されます。

選択肢2. ダクト内圧力 ―― 直読式検知管

ダクト内圧力 ―― U字管式マノメータ

 

直読式検知管は、気体を吸引することで、吸引した量に合ったところまで変色し、変色点の目盛りを読むことで吸引量が分かります。

ダクト内の圧力は、U字管式マノメータや単管マノメータがあり、ダクト内や空調機の圧力測定に用いられます。

選択肢3. 室内温湿度 ――― アスマン通風乾湿計

正しい組み合わせです

 

アスマン通風乾湿球温度計は、温度計の感温部をガーゼで包み、ガーゼの端に水を浸し、通風装置で球部周辺を通風し、放射による熱影響をなくして温度測定し、湿度計測を行います。

乾湿計は、乾球温度と支給温度差から、相対湿度を測定します。

選択肢4. 室内気流 ―――― カタ計

正しい組み合わせです

 

カタ温度計は、ビルや工場や鉱山での微風速測定を行います。

球部のアルコールを温水で温め、安全球に半分ほど貯めてから、水分を拭ってセットし、温度と気流によって球部が冷却されアルコールが下降するときの、目盛り幅と時間から、気流速度を割りだします。

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