過去問.com - 資格試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

2級管工事施工管理技士の過去問 令和4年度(2022年)前期 1 問1

問題

このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
湿り空気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
   1 .
湿り空気の全圧が一定の場合、乾球温度と相対湿度が定まると、絶対湿度が定まる。
   2 .
絶対湿度は、湿り空気中に含まれている乾き空気1kgに対する水蒸気の質量で表す。
   3 .
飽和湿り空気の乾球温度と湿球温度は等しい。
   4 .
飽和湿り空気を冷却すると、相対湿度は上昇する。
( 2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 1 問1 )
このページは問題閲覧ページの為、解答履歴が残りません。
解答履歴を残すには、
条件を設定して出題する」をご利用ください。

この過去問の解説 (1件)

17

基礎の問題ですが、しっかり復習しておかなければケアレスミスをしてしまいます。注意して問題と設問を読みましょう。

選択肢1. 湿り空気の全圧が一定の場合、乾球温度と相対湿度が定まると、絶対湿度が定まる。

全圧とは、水蒸気と乾き空気(湿度が0%)の混合気体が示す圧力をいいます。違う考え方をすると、乾球温度と絶対湿度が定まると、相対湿度も定まります。尚、露点温度が定まると、乾球温度と湿球温度が等しくなるため、定まります。

選択肢2. 絶対湿度は、湿り空気中に含まれている乾き空気1kgに対する水蒸気の質量で表す。

設問のとおり、絶対湿度は水蒸気の質量と湿度0%の空気1kgの比を表したものです。

選択肢3. 飽和湿り空気の乾球温度と湿球温度は等しい。

湿球温度(しっきゅうおんど)は通常の大気圧での状態(相対湿度が30-60%と仮定)では、乾球温度よりも低く表示されます。これは、潜熱(せんねつ)により空気中に蒸発する際に水の熱を奪い、水蒸気へと状態変化をするためです(相対湿度が高くなります)。

ここで、飽和湿り空気は相対湿度が100%であるため、これ以上湿度が高くなることはできません。そのため、蒸発ができなくなり、乾球温度と湿球温度の差がなくなり、等しくなります

選択肢4. 飽和湿り空気を冷却すると、相対湿度は上昇する。

適当ではありません

飽和湿り空気とは、これ以上湿度を上昇させることができないほどに湿度が高い状態(相対湿度100%)の空気をいい、乾球温度が下がる(湿り空気線図の左側に移動する)と空気中の水蒸気が結露するだけで、これ以上相対湿度は高くならないため、相対湿度は上昇しません(絶対湿度は下がります)。

まとめ

この問題では、湿り空気線図を十分記憶しているかがポイントになります。絶対湿度(縦軸)と相対湿度(曲線を描く)の位置関係、乾球温度と湿球温度の違いについても併せて、簡単な図を描けるようにしましょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
問題に解答すると、解説が表示されます。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
他のページから戻ってきた時、過去問ドットコムはいつでも続きから始めることが出来ます。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。
この2級管工事施工管理技士 過去問のURLは  です。
付箋は自分だけが見れます(非公開です)。