2級管工事施工管理技士 過去問
令和4年度(2022年)前期
問8 (ユニットB 問2)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和4年度(2022年)前期 問8(ユニットB 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

居室の温湿度が下図に示す空気線図上にあるとき、窓ガラス表面に結露を生ずる可能性が最も低いものはどれか。
ただし、窓ガラスの居室側表面温度は10℃とする。
問題文の画像
  • 居室の乾球温度が22℃、相対湿度が50%のとき。
  • 居室の乾球温度が20℃、相対湿度が55%のとき。
  • 居室の乾球温度が18℃、相対湿度が60%のとき。
  • 居室の乾球温度が16℃、相対湿度が65%のとき。

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この過去問の解説 (2件)

01

結露(けつろ)とは、温度差が大きいもの同士が接触することで、空気中の水蒸気が冷やされ、その境界面に水滴が生じる現象です。

結露の問題について、以下に簡潔に説明します。

結露を生じる可能性が低い = 露点温度が最も低い

露点温度 = 相対湿度が100% = 乾球温度と湿球温度が等しい

このため、設問の露点温度(空気線図の左側に位置する、右上がりの数字)を調べることで解答することができます。

選択肢1. 居室の乾球温度が22℃、相対湿度が50%のとき。

この場合は、露点温度は11.5℃付近となります。

選択肢2. 居室の乾球温度が20℃、相対湿度が55%のとき。

この場合は、露点温度は11℃付近となります。

選択肢3. 居室の乾球温度が18℃、相対湿度が60%のとき。

この場合は、露点温度は10.5℃付近となります。

選択肢4. 居室の乾球温度が16℃、相対湿度が65%のとき。

この場合は、露点温度は9.5℃付近となります。

最も露点温度が低いため、結露が生じる可能性が最も低いです

まとめ

この問題では、結露が生じるとはなにか、どの条件で結露が生じるかを問うものでした。乾球温度と湿球温度が等しければ(露点温度にあると)結露が生じやすい、と覚えておきましょう。

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02

ある空気線図上にあるときの、窓ガラス表面に結露が生ずる可能性に関する問題です。

 

現状の状態点から、左側に直線を引き、相対湿度100%の線との交点が、現状の温度での飽和空気の状態で、その点の乾球温度が露点です。

窓ガラスの表面温度が10℃ですので、露点温度が10℃以上であれば、窓ガラスに結露ができ、露点温度が10℃以下であれば、窓ガラスに結露ができません。

選択肢1. 居室の乾球温度が22℃、相対湿度が50%のとき。

結露する可能性がある

 

図から、22℃の時の露点温度は、11℃なので、結露する可能性が最も高い。

選択肢2. 居室の乾球温度が20℃、相対湿度が55%のとき。

結露する可能性がある

 

図から、20℃の時の露点温度は、10.8℃なので、結露する可能性がやや高い。

選択肢3. 居室の乾球温度が18℃、相対湿度が60%のとき。

結露する可能性がある

 

図から、18℃の時の露点温度は、10.5℃なので、結露する可能性が高い。

選択肢4. 居室の乾球温度が16℃、相対湿度が65%のとき。

結露する可能性が最も低い

 

図から、16℃の時の露点温度は、9.7℃なので、結露する可能性が最も低い。

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