2級管工事施工管理技士 過去問
令和4年度(2022年)前期
問14 (ユニットB 問8)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和4年度(2022年)前期 問14(ユニットB 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

図に示すような室を換気扇で換気する場合、給気口の寸法として、適当なものはどれか。
ただし、換気扇の風量は720m3/h、給気口の有効開口面風速は2m/s、給気口の有効開口率は30%とする。
問題文の画像
  • 600mm × 400mm
  • 700mm × 400mm
  • 700mm × 500mm
  • 800mm × 600mm

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、以下の式を覚えておくことが必要です。

給気口の寸法 = 給気口の開口面積

= (換気扇の風量) / (3600 × 給気口の有効開口面風速 × 給気口の有効開口率)

選択肢1. 600mm × 400mm

冒頭の式より、開口面積は0.33㎡となります。

この選択肢では

0.6 × 0.4 = 0.24㎡

となり開口面積より小さいため適していません

選択肢2. 700mm × 400mm

冒頭の式より、開口面積は0.33㎡となります。

この選択肢では

0.7 × 0.4 = 0.28㎡

となり開口面積より小さいため適していません

選択肢3. 700mm × 500mm

適当です

冒頭の式 = 720 / (3600×2×0.3)

=1/3 ≒ 0.33㎡

尚、適切な給気口の寸法は、開口面積より大きく、その中で最小寸法ですので、この選択肢では0.35㎡となるこちらが最も適しています。

選択肢4. 800mm × 600mm

冒頭の式より、開口面積は0.33㎡となります。

開口面積より大きいですが、他の選択肢により小さな寸法のものがありますので、この選択肢では大きすぎます

まとめ

冒頭の式を覚えておくことで、応用として既設の設備の開口寸法より風速や有効開口率なども導き出し、設備の交換を行うこともできます。ただし、近隣環境の変化により条件が変わることもありますので、その時は変更後の条件に適した換気量を確保できる設備に更新していきましょう

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02

換気扇で換気する室の、給気口の寸法に関する問題です。

 

換気扇の換気量をQ [m3/h]、給気口の開口面積を A [m2]、給気口の有効開口面風速 v [m/s]、給気口の開口率 a

以上の変数を用いると換気量は式で表されます。また、給気口の面積が得られます。

 

Q=3600×v×A×a

A=Q/(3600×v×a)=720/(3600×2×0.3)=0.333 [m2]=333000 [mm2]

選択肢1. 600mm × 400mm

600mm × 400mm=240000 mm2 計算結果より小さすぎる

選択肢2. 700mm × 400mm

700mm × 400mm=280000 mm2 計算結果より小さい

選択肢3. 700mm × 500mm

700mm × 500mm=350000 mm2 計算結果に非常に近い

選択肢4. 800mm × 600mm

800mm × 600mm=480000 mm2 計算結果より大きすぎる

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