2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
2 問9

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 2 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

上水道に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 配水管から分水栓又はサドル付分水栓により給水管を取り出す場合、他の給水管の取り出し位置との間隔を15cm以上とする。
  • 簡易専用水道とは、水道事業の用に供する水道から供給を受ける水のみを水源とし、水の供給を受けるために設けられる水槽の有効容量の合計が10m3を超えるものをいう。
  • 浄水施設における緩速ろ過方式は、一般的に、原水水質が良好で濁度も低く安定している場合に採用される。
  • 給水装置とは、水道事業者の敷設した配水管から分岐して設けられた給水管及びこれに直結する給水用具をいう。

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この過去問の解説 (1件)

01

上水道は飲料水を運ぶための重要な配管であり、水質汚染があってはならない構造をとる必要があります。

選択肢1. 配水管から分水栓又はサドル付分水栓により給水管を取り出す場合、他の給水管の取り出し位置との間隔を15cm以上とする。

適当ではありません

他の給水管の取り出し位置との間隔は、15㎝ではなく30㎝以上とします。取り出し位置が近すぎると、給水管同士の使用の際に十分な水圧が確保されなくなったり、配水管の強度が低下し、破損、漏水の原因となる恐れがあります。

選択肢2. 簡易専用水道とは、水道事業の用に供する水道から供給を受ける水のみを水源とし、水の供給を受けるために設けられる水槽の有効容量の合計が10m3を超えるものをいう。

水道から引いた水を受水槽に受けたもの、高置水槽、アパートなどの各階に続く配管に該当するものが簡易専用水槽となり、受水槽内に井戸水が混合している場合などは除外されます。

選択肢3. 浄水施設における緩速ろ過方式は、一般的に、原水水質が良好で濁度も低く安定している場合に採用される。

濁度(だくど)が低く安定している水をろ過する場合は緩速濾過方式(かんそくろかほうしき)を採用しますが、水質があまりよくない大量の水を浄化したい場合は凝集剤(ぎょうしゅうざい)を使用したり、機械によって攪拌を行うなどの急速濾過方式(きゅうそくろかほうしき)を採用します。

選択肢4. 給水装置とは、水道事業者の敷設した配水管から分岐して設けられた給水管及びこれに直結する給水用具をいう。

設問のとおりです。尚、給水用具の例として、止水栓や水道メーター、蛇口、湯水混合栓などがあります。

まとめ

他の設問は専門用語が多く理解が難しいかもしれませんが、他の給水管との間隔については過去にも出題されているため、繰り返し解いて覚えておきましょう。

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