2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
2 問15
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問題
2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 2 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
屋内消火栓設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 1号消火栓は、防火対象物の階ごとに、その階の各部からの水平距離が25m以下となるように設置する。
- 屋内消火栓箱には、床面からの高さが1.2mの位置に、ポンプによる加圧送水装置の停止用押しボタンを設置する。
- 2号消火栓(広範囲型を除く。)は、防火対象物の階ごとに、その階の各部からの水平距離が15m以下となるように設置する。
- 屋内消火栓の開閉弁は、自動式のものでない場合、床面からの高さが1.5m以下の位置に設置する。
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この過去問の解説 (1件)
01
屋内消火栓は、各施設のいたるところに壁面に埋め込まれるようにして設置されています。
以下に特徴を記載いたします。
1号消火栓:水平距離は25m以下になるように設置し、放水量は1分間に130L以上のものをいいます。2号より規模が大きく、操作をするにはノズルを持つ人と開閉弁を操作する人の2人以上が必要です。
2号消火栓:水平距離は15m以下になるように設置し、放水量は1分間に60L以上のものをいいます。1号より規模が小さく、操作は持ち手のノズルに開栓弁があり、一人でも操作ができます。
1号消火栓はホースの延長が30mが一般的です。消火するに有効な距離として、水平距離は25m以下となるようにします。
屋内消火栓箱には停止用押しボタンはありません。
ポンプの近くにある加圧送水装置を直接操作することで停止をすることができます。起動装置は遠隔操作をすることができます。
2号消火栓はホースの長さが約20mで、放水量が60L以上のものとされているため、1号消火栓よりも規模が小さくなります。設問のとおり、水平距離は15m以下の設置になります。
自動式の開閉弁は、天井に設けるものが該当します。また、床面からの高さが1.5m以下の位置に設置してあり、消火栓箱の扉を開けると蛇口のようなバルブがあり、ひねることで開閉することができます。
普段使用することはない消火栓ですが、いざというときにすぐ使用できるように、最低限の知識を身に着けておくことがいいと思います。
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