問題
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下図に示す暖房時の湿り空気線図のd点に対応する空気調和システム図上の位置として、適当なものはどれか。
1 .
①
2 .
②
3 .
③
4 .
④
( 2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 2 問2 )
問題のグラフは乾球温度と絶対湿度であらわされたグラフとなっています。また、空気調和システム図では居室にある空気に方向を示す矢印が示されているため、①から④の方向へ進み、循環していることがわかります。そのため、空気は加熱→加湿→居室の流れとなります。
このことを踏まえて、設問に取り組みます。
問題より暖房をかけている記載があるため、居室の空気は暖める前の(乾球温度が低い)状態であることがわかります。
d点は乾球温度が最も高い位置にあるため、該当しません。
冒頭に記載したように、居室から流れ込んできた空気が外気を取り入れつつ加熱コイルを通過する(加熱される)前の状態であることがわかります。
この状態でd点の乾球温度が高い位置にあることは考えにくいため、該当しません。
d点に該当します。
空気調和システム図では、加熱コイルを通過し、加湿器を通過する前(加湿される前)の状態であることがわかります。乾球温度が高くなり、絶対湿度が一定になっているのはc点とd点を結ぶ線であることがわかります。
加熱コイルと加湿器を通過した(加熱、加湿された)状態で、d点の絶対湿度に着目すると、a点やe点よりも低いため、一致しません。
この問題は前提条件として暖房なのか冷房なのか、空気の流れを示す記号や矢印はあるのかをチェックし、問題に取り組むとわかりやすいので、図を一度眺めてから問題について考えるといいと思います。