2級管工事施工管理技士 過去問
令和4年度(2022年)後期
問8 (ユニットB 問2)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和4年度(2022年)後期 問8(ユニットB 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

下図に示す暖房時の湿り空気線図のd点に対応する空気調和システム図上の位置として、適当なものはどれか。
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この過去問の解説 (2件)

01

問題のグラフは乾球温度と絶対湿度であらわされたグラフとなっています。また、空気調和システム図では居室にある空気に方向を示す矢印が示されているため、①から④の方向へ進み、循環していることがわかります。そのため、空気は加熱→加湿→居室の流れとなります。

このことを踏まえて、設問に取り組みます。

選択肢1. ①

問題より暖房をかけている記載があるため、居室の空気は暖める前の(乾球温度が低い)状態であることがわかります。

d点は乾球温度が最も高い位置にあるため、該当しません。

選択肢2. ②

冒頭に記載したように、居室から流れ込んできた空気が外気を取り入れつつ加熱コイルを通過する(加熱される)前の状態であることがわかります。

この状態でd点の乾球温度が高い位置にあることは考えにくいため、該当しません。

選択肢3. ③

d点に該当します

空気調和システム図では、加熱コイルを通過し、加湿器を通過する前(加湿される前)の状態であることがわかります。乾球温度が高くなり、絶対湿度が一定になっているのはc点とd点を結ぶ線であることがわかります。

選択肢4. ④

加熱コイルと加湿器を通過した(加熱、加湿された)状態で、d点の絶対湿度に着目すると、a点やe点よりも低いため、一致しません。

まとめ

この問題は前提条件として暖房なのか冷房なのか、空気の流れを示す記号や矢印はあるのかをチェックし、問題に取り組むとわかりやすいので、図を一度眺めてから問題について考えるといいと思います。

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02

暖房時の湿り空気線図に関する問題です。

 

空気調和システム図の説明

1) 室内からの空気➀は、排気と還気に分かれて排出されます。

2) 還気➀と外気⑤の混合した空気が、空調機の②に入ります。

3) 混合空気は、加熱コイルで加熱され、③に入ります。

4) 加熱コイル出口の空気③は、加湿器で加湿され、送風機入口④に入ります。

5) 加湿された空気④は、送風機で居室へ給気され、居室に入り➀の空気となります。

以降は、1)からの繰り返しです。

 

空気湿り線図の説明

bは、温度が最も低く、湿度も低いことから、外気⑤と判断できます。

cは、外気と室内空気の混合となるため、空調機入口②になります。

aは、外気と室内空気の混合が c であるため、室内空気➀と分かります。

dは、c の空気が加熱されて温度が上昇するため、③となることが分かります。

eは、d の空気が室調整された状態で、④となります。

aは、eの空気が送風機で居室に給気され、ダクト内で温度が下がり➀に安ると分かります。

 

選択肢1. ①

➀はaです

選択肢2. ②

②はcです

選択肢3. ③

dは③です

選択肢4. ④

④はeです

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