2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
2 問4

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 2 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

エアフィルターの「種類」と「主な用途」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
  • HEPAフィルター ―――― クリーンルーム
  • 活性炭フィルター ――― ガス処理
  • 自動巻取形 ―――――― 一般空調
  • 電気集じん器 ――――― 厨房排気

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この過去問の解説 (1件)

01

エアフィルターについて、車のエンジンや空気清浄機など、清浄な空気を室内や管内で維持するために濾過するためのフィルターで、定期的に交換をする必要があります。

選択肢1. HEPAフィルター ―――― クリーンルーム

HEPAとは、High Efficiency Particulate Air Filter (高効率微粒子フィルター)と訳され、JIS規格で「定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有しており、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター」と規定されています。

クリーンルームは正常な空気を維持する必要があるため、用途に合致しています。

選択肢2. 活性炭フィルター ――― ガス処理

活性炭は木炭や竹炭、泥炭を薬剤を付加したり高温処理したりし、より内部の小さな穴を作り出すようにしたものです。活性炭内の小さな穴が増えることにより、物理的または化学的にガスを吸着(界面吸着、イオン結合)し、ガス処理を行うことができます。冷蔵庫内の消臭にも用いられます。

選択肢3. 自動巻取形 ―――――― 一般空調

自動巻取形とはろ材を定期的に巻き取ることで新しいろ材となり、粗じんを除去し、空気を清浄に保ちます。パネル形もあり、比較するとメンテナンスの頻度が下がり、交換も容易にできます。パネル形とともに一般空調に使用されます。

選択肢4. 電気集じん器 ――――― 厨房排気

適当ではありません

電気集塵(じん)器は、排出後の空気を清浄にするため、室外への排気の用途には使用しません。

電気集塵器は、静電気によって粉塵や微粒子を集め、清浄な空気を排出します。電気集塵器の用途はボイラーなど、高温となりやすい設備での処理装置として利用されますが、厨房の排気は換気扇があるため一致しません

まとめ

この問題での単語は普段目にしない名前が多く、覚えることは大変かもしれません。

HEPAフィルターと活性炭は過去にも出題されているため、クリーンルームや冷蔵庫の消臭などセットで覚えておきましょう。

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