2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
2 問8
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問題
2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 2 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
換気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 第二種機械換気方式は、建具等からの室への空気の侵入を抑制できる。
- 局所換気は、汚染物質を汚染源の近くで補そく・処理するため、周辺の室内環境を衛生的かつ安全に保つうえで有効である。
- 温度差を利用する自然換気方式では、換気対象室のなるべく高い位置に給気口を設ける。
- 外気を導入し居室の換気を行う場合は、外気の二酸化炭素濃度も考慮する。
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この過去問の解説 (1件)
01
換気に関して、目的や用途に応じて自然換気か強制給排気かにわかれます。
建築基準法や建築衛生管理基準などの法令に従い、開口部の面積や機械ファンの取付が異なりますので注意しましょう。
第2種機械換気方式は、給気用の機械を配置し、室内を正圧の保つための換気方式です。
そのため、室外へ空気が出ていくため、建具からの空気の侵入を抑制できます。
用途としては室内を清潔に保つクリーンルームや、手術室などに適用されます。
局所換気があれば、有害物質が発生してもすぐにキャッチすることができるため、室内に蔓延するのを防ぐことができます。局所排気の例として、実験室に使用される排気フードや、焼肉店の天井部に設置されている排気フードが該当します。
適当ではありません。
温度差を利用する換気方式を利用する場合は、低温の気体は下降し、高温の気体は上昇する性質と、低温から高温の気体へ移動する性質を利用し、低温の気体が入るように給気口はなるべく低い位置に設ける必要があります。
換気量の基準は、建築物環境衛生管理基準により定められ、外気の二酸化炭素濃度を基準値としています。近年の外気の二酸化炭素濃度は増加傾向にあり400ppmとされていますが、1000ppmを超えると倦怠感(けんたいかん)や頭痛などの症状がでてきます。
外気の二酸化炭素濃度に応じて居室の換気量の確保が必要となり、条件を満たさなくなると自然換気ではなく機械換気を取り入れるなど見直しが必要となります。
第1種から第3種までの換気方式については過去にも多く出題されていますので、クリーンルームは正圧なので第2種、トイレは負圧なので第3種などセットで覚えておくと他に適用できるでしょう。
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