2級管工事施工管理技士の過去問 令和4年度(2022年)後期 2 問9
この過去問の解説 (1件)
水道施設には様々な種類があります。以下にフローを記載します。
河川・湖沼・地下など→
→貯水(ちょすい)施設 ダム、ため池、遊水池
→取水(しゅすい)施設 取水塔、深井戸、沈砂池
比較的大きなごみや砂を除去する
→導水(どうすい)施設 ポンプ、導水管、導水渠(どうすいきょ)
浄水施設へ送りだす
→浄水(じょうすい)施設 塩素消毒、凝集池、濾過(ろか)池
水質基準に適合した、人にとって安全で快適な水を生産する
→送水(そうすい)施設 送水管、送水ポンプ、調整池、バルブ
安全で快適な水を配水池へ送り出す
→配水(はいすい)施設 配水池、配水塔、高架タンク、ポンプ
水圧、水量、水質を安定させながら各家庭へ供給する
→各家庭
冒頭の説明にもあるように、取水施設では粗いごみや砂を取り除きます。水をくみ上げるだけではないので、間違えないよう注意しましょう。
適当ではありません。
送水施設は、綺麗になった水を配水施設へ送り出します。
設問の記載は、導水施設を指します。
着水井(ちゃくすいせい)とは、浄水施設内の第1の関門となる施設です。流入する水の量は天気や環境により不安定となりますので、水位を安定したものに調整し、浄水処理を安定化させることができます。
水道水は、塩素を含んだ薬剤を投入することにより消毒され、安全な水へと生まれ変わります。そのため、水道水を汲むとその中にはわずかながら塩素臭が残っていることがわかるかと思います。
結合残留塩素とは、水道水に含まれる塩素のうちの一種で、遊離残留塩素とアンモニアが結合して生成された物質を指します。
すでにアンモニアと結合している残留塩素よりも遊離残留塩素の方が他の物質との化学反応(結合)を起こしやすいため、殺菌(消毒)作用が強いとされます。
冒頭にも記載したように、水道施設は様々な種類がありますが、順番とその名称を覚えておけば、この問題を解くことは比較的簡単であると思います。間違えないようにしっかりと覚えましょう。
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