2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
2 問13

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 2 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

衛生器具の「名称」と当該器具の「トラップの最小口径」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
  • 大便器 ―――――――― 75mm
  • 掃除用流し ―――――― 50mm
  • 汚物流し ――――――― 75mm
  • 壁掛け小型小便器 ――― 40mm

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この過去問の解説 (1件)

01

トラップとは、悪臭や害虫が管の外部から這い上がってくるのを防止するため設置される設備で、管を湾曲させるか、あるいは水を溜める部分を設け、室内と下水に続く空間を遮断する仕組みとなっています。主に流しやトイレ、浴室の排水口内などの水質が汚染される設備に設けられています。

選択肢1. 大便器 ―――――――― 75mm

大便器の口径は100㎜以上が適当とされますが、器具排水管が3m以下となる場合は75㎜も可能とされています。

選択肢2. 掃除用流し ―――――― 50mm

適当ではありません

掃除用流しは、清掃に使用する用水を流すため、口径は大きいことが求められ、設問のように50㎜では詰まってしまうことが考えられます。標準では75㎜と指定されています。その他にも、床排水や汚物流しにおいても最小口径は75㎜と指定されています。

選択肢3. 汚物流し ――――――― 75mm

汚物流しとは、老人ホームや医療機関に設置される、おまるやおむつに付着した汚物を流したり、おまるなどを洗浄するための水を扱う設備です。掃除用流しとは異なり、排水系統は汚水となるため、混同しないように注意しましょう。

選択肢4. 壁掛け小型小便器 ――― 40mm

原則として液体のみを流す場合には40㎜が適用されます。他には、並列式の洗面器、住宅用の浴槽、調理用の流しも該当します

まとめ

大便器については少しひっかけのような問題でしたが、原則汚物を扱うものは75㎜以上と考えれば問題ありません。また、掃除用流しについては汚水関係ではありませんが、詰まるというリスクの高さを考慮すると口径については同等のものと考えましょう。

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