2級管工事施工管理技士 過去問
令和4年度(2022年)後期
問31 (4 問3)
問題文
品質を確認するための検査に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和4年度(2022年)後期 問31(4 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
品質を確認するための検査に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 抜取検査には、計数抜取検査と計量抜取検査がある。
- 品物を破壊しなければ検査の目的を達し得ない場合は、全数検査を行う。
- 不良品を見逃すと人身事故のおそれがある場合は、全数検査を行う。
- 抜取検査では、ロットとして、合格、不合格が判定される。
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この過去問の解説 (2件)
01
製品の製造において、製品が正しい寸法かつ強度や機能を有したものであるかを検査しなければなりません。また、施工方法の順守をしているかプロセスの確認も行う場合があります。
計数抜取検査とは、ロットごとに決められた数を無作為に抜取り、検査をして不合格の数を数えることでロット全体の合否を判断する検査です。ある程度不良品が入っていても許容される場合に用いられます。計量抜取検査は検査する試料の特性値(成分や寸法など)を計測し、その値の結果によって合否を判断する検査です。
適当ではありません。
全数検査はすべてにおいて検査をするため、設問のとおり行うとすべての製品を破壊しなければならなくなり、出荷や引渡しができません。
品物の破壊によって検査する場合は、ロットごとに抜取り検査を行うことが望ましいです。
尚、全数検査は非破壊検査によって行います。
医療機器や安全保護具など、人命にかかわるものに関しては全数検査を必要とします。そのほか、大型の機器や最新の機器、施工においては隠ぺい部分の検査が対象となります。
ロットとは、各品目における個数の集まりをいいます。検査時では無作為に抜取り検査をすることで不良品の個数を数え、合否が判定できます。
工場や現場での施工においては製品の品質を確保することは必須条件ですので、品質確保を証明する必要があります。方法や数量については施工計画書や施工要領書に記載されていますので、内容を順守して検査しましょう。
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02
品質を確認するための検査に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
抜取検査のの抜取方式には、計数抜取検査と計量抜取検査があり、どちらの方式も、1回、2回、多数回、逐次の方式があります。
抜取回数を多くするほど、ロット当たりの平均検査個数は小さくなります。
計数抜取検査は、不良個数による検査と、欠点数による検査があります。
計量抜取検査は、計量値による検査です。
誤
品物を破壊しなければ検査の目的を達し得ない場合は、抜取検査を行う。
抜取検査が必要な場合は次の場合です。
1) 破壊検査の場合
品物を破壊しないと検査の目的が達成できないとき、または、試験により商品価値がなくなる場合には、全数検査は行うことができないので、抜き取り検査となります。
2) 連続体やカサモノの場合
全てを対象とした検査は難しく、できたとしても非常に不経済となるため、抜取検査を行います。
正
問題文の内容通りです。
全数検査が必要なものは、次の場合です。
1) 工程状態から不良率が大きく、決められた品質水準に達していない場合。
2) 不良品を見逃すことで、人身事故のおそれがある場合。
3) 不良品を見逃すことで、後工程や消費者に重大な損失を出す場合。
4) 検査費用に比べ得られる効果が大きい場合。
正
問題文の内容通りです。
抜取検査を行う必要条件は、製品がロットとして処理できることです。
抜取検査は、ロットの処理を決める公道で、ロット内の個々の製品をそれぞれ検査するものではありませんので、製品がロットとして処理できる場合に、抜取検査が適用されます。
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