2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
4 問4
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問題
2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 4 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 熱中症予防のための指標として、気温、湿度及び輻射熱に関する値を組み合わせて計算する暑さ指数(WBGT)がある。
- 回転する刃物を使用する作業では、手が巻き込まれるおそれがあるので、手袋の使用を禁止する。
- 労働者が、就業場所から他の就業場所へ移動する途中で被った災害は、通勤災害に該当しない。
- ツールボックスミーティングとは、関係する作業者が作業開始前に集まり、その日の作業、安全等について話合いを行うことである。
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この過去問の解説 (1件)
01
安全管理は施工を行う上で最も重視する項目です。過去に起こってしまった事故を繰り返さないように、作業に使用する道具に新たに安全装置が取り付けられたり、規則の改正後は改正前の道具が使用できなくなるなど、年々安全基準は厳しくなっています。
WGBTは湿球黒球温度による暑さ指数(Wet Bulb Globe Temperature)です。
気温、湿度、日射(輻射熱ふくしゃねつ)を組み合わせた指数で、正常な場合は21以下を示しますが、28以上を示すと厳重警戒、31以上は施工を中止するなどの対策が必要となります。
手袋の使用は一見安全かもしれませんが、巻き込まれによる怪我も頻発していることが過去の事故事例より、禁止されています。手袋に関わらず、服装においてもゆったりしすぎる服装や空気を内部に送り込んで膨らむものは周囲のものに引っかかる恐れがあるのでなるべく着用を避けるなど注意が必要です。
適当ではありません。
通勤災害は、就業場所から他の就業場所へ移動する場合も適用されます。建設業においては会社事務所によってから施工現場に移動し、会社事務所へ戻ることが多々ありますので、移動の際には注意が散漫にならないように気を付けましょう。
当日の朝や作業前に話し合うことで、作業員同士の作業順序や施工目標などの認識を高め、同時に安全にも意識を向けることを目的としています。ツールボックスは道具箱でもあり、その上に座って話をしていたことからその名前になったといわれています。
建設業は天候に左右される現場が多く、やむを得ず休日に作業を行うという状況も発生します。なるべく工程の余裕を持って施工できることが望ましいですが、健康や安全には十分気を付けて施工を行わなければなりません。そのためにも、普段からの心掛けが施工の品質や安全、作業環境の向上に役立ちます。
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