2級管工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
4 問5
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問題
2級 管工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 4 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 飲料用受水タンクの上部には、排水設備や空気調和設備の配管等、飲料水以外の配管は通さないようにする。
- 送風機及びモーターのプーリーの芯出しは、プーリーの外側面に定規、水糸等を当て出入りを調整する。
- 汚物排水槽に設ける排水用水中モーターポンプは、点検、引上げに支障がないように、点検用マンホールの真下近くに設置する。
- 壁付洗面器を軽量鉄骨ボード壁に取り付ける場合は、ボードに直接バックハンガーを取り付ける。
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この過去問の解説 (1件)
01
機器の据付には、現地の環境や据付の高さを決めたり、器具を水平に設置したりすることはもちろんですが、改修工事等での空間の取り合い、他の配管との設置基準、安全設備等の基準などを全てクリアしなければなりません。設計の段階で見落としの無いようにするため、現地の調査を入念に行う必要があります。
仮に受水タンクの上部に排水設備やダクト等の配管を設置してしまうと、配管が損傷した場合に飲料水が汚染されてしまう危険性があります。設問に飲料用と記載がありますので、なんとなく想像はできるかと思います。
プーリーとは、滑車(pulley)を指し、自転車のベルトやチェーンを伝導させている円盤状のもの、あるいは歯車状のものがイメージできると思います。プーリーが軸を中心にして回転することで、プーリーの外側と接触しているベルトが中心を通っているのか、ずれを確認した場合は直す作業をいいます。
点検用マンホールの真下近くに設置することで、作業スペースや点検スペースが容易に確保できます。
適当ではありません。
ボードに直接バックハンガーを取り付けると、壁面の強度が不足しているため、衛生器具の固定が不十分となり、最悪の場合は壁面を破壊してしまう事態となります。
正しくは軽量鉄骨ボードが補強された状態から(下地材を施してから)バックハンガーを取り付けます。
この問題では、各設問にでてくる単語を理解した上で解答しなければならないため、難易度は比較的難しいと思います。バックハンガー、プーリー、受水タンクなど、単語を一つ一つ調べて説明できるようにしておきましょう。
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