2級管工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)前期
問10 (2 問4)

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)前期 問10(2 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

空気清浄装置に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ろ過式のろ材は、難燃性又は不燃性のものとする。
  • 性能は、定格風量における圧力損失、汚染除去率、汚染除去容量等で示す。
  • ろ過式のろ材は、吸湿性が高いものとする。
  • 静電式は、高電圧を使い粉じんを帯電させて捕集する。

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この過去問の解説 (1件)

01

空気清浄装置に関する問題です。

選択肢1. ろ過式のろ材は、難燃性又は不燃性のものとする。

問題文の内容通りです

 

ろ過式は、多孔質空間中を粉じんが通るとき、衝突・遮り・拡散さようで、粉じんが繊維に付着捕集されるものです。

ろ材には、天然繊維・ガラス・セラミック・金属・高分子化合物などが使用されます。

ろ材の特性のいくつかは下記のようです。

難燃性あるいは不燃性であること

・腐食やカビが少ないこと。

・空気抵抗が少ないこと。

選択肢2. 性能は、定格風量における圧力損失、汚染除去率、汚染除去容量等で示す。

問題文の内容通りです

 

空気清浄装置の性能は、次の3項目で表されます。

1) 捕集率

空気清浄装置の上流側に流入する汚染物質の捕集割合、汚染除去率です。

2) 圧力損失

空気清浄装置を通過する空気の抵抗で、上流側と下流側の全庄差です。

3) 粉じん保持容量

空気清浄装置を設置後にどこまでしようできるかを示す指標で、空気清浄装置が使用限界までに保持できる粉じんの質量(汚染除去容量)で表します。

選択肢3. ろ過式のろ材は、吸湿性が高いものとする。

ろ過式のろ材は、吸湿性が少ないものとする

 

最初の問題の続きとして、ろ材の特性の残りは下記のようです。

吸湿性が少ないこと

・飛塵の少ないこと。

選択肢4. 静電式は、高電圧を使い粉じんを帯電させて捕集する。

問題文の内容通りです

 

静電式は、高圧電界の荷電と吸引付着力で、粉じんを除去します。

静電式の粉じん補修率は、1.0~0.5 μmの粒子で、90%以上です。

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