2級管工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)前期
問11 (2 問5)

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)前期 問11(2 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

暖房設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 温水暖房は、温水の顕熱を利用している。
  • 蒸気暖房は、温水暖房に比べて制御性が良い。
  • 蒸気暖房のウォーミングアップにかかる時間は、温水暖房に比べて短い。
  • 温水暖房に使用する温水の温度は、一般的に、50〜60℃とする。

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この過去問の解説 (1件)

01

暖房設備に関する問題です。

選択肢1. 温水暖房は、温水の顕熱を利用している。

問題文の内容通りです

 

温水暖房は、温水ボイラー、温水循環ポンプ、放熱器、膨張タンク、配管で構成されています。

温水は流体の液体の状態で、熱の加減によって、温度が上昇下降しますので、温水の顕熱を利用しています。

選択肢2. 蒸気暖房は、温水暖房に比べて制御性が良い。

蒸気暖房は、温水暖房に比べて制御性が悪い

 

蒸気暖房の蒸気は、暖房熱として凝縮の潜熱を利用するため、放熱量の調整が難しく、また、蒸気主管の圧力変化に蒸気エンタルピー変化が小さく、二位置制御を行うなどで制御性は難しくなります。

 

温水暖房では、熱媒に温水を用いて顕熱を利用するため、循環量一定で温度を負荷に応じて制御できるなど、制御性が容易です。

選択肢3. 蒸気暖房のウォーミングアップにかかる時間は、温水暖房に比べて短い。

問題文の内容通りです

 

温水暖房は予熱(ウォーミングアップ)に時間がかかり、間欠運転や短時間だけの利用でも予熱時間が大きい。

 

対して、蒸気暖房は、装置内の熱容量が小さいため、ウォーミングアップは短時間で行え、間欠運転に適しています。

選択肢4. 温水暖房に使用する温水の温度は、一般的に、50〜60℃とする。

問題文の内容通りです

 

温水暖房の温水温度は、50~80℃で、温水の放熱器での温度降下は、5~20℃の範囲です。

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