2級管工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)後期
問22 (2 問16)

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)後期 問22(2 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

ガス設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 液化石油ガス(LPG)は、調整器で燃焼に適した圧力に減圧する。
  • 液化天然ガス(LNG)は、液化する際に硫黄分やその他の不純物が除去されている。
  • ガスの比重の大小は、ガス燃焼機器ノズルからのガス噴出量に影響しない。
  • 液化石油ガス(LPG)は、本来、無色無臭のガスである。

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この過去問の解説 (1件)

01

ガス設備に関する問題です。

選択肢1. 液化石油ガス(LPG)は、調整器で燃焼に適した圧力に減圧する。

問題文の内容通りです

 

LPGはボンベに高圧で封入されているため、ガスを使用する際には、調整器でガス圧を、燃焼させるのに最も適した圧力まで下げる必要があります。

調整器は減圧するだけでなく、安定した圧力を供給することができる必要があります。

 

調整器には、高圧から、2.3~3.3kPaまで低圧に減圧する型(単段減圧式)と、高圧から初めに57~83kPaに減圧し、そこから2.3~3.3kPaまで減圧する型(2段減圧式)があります。

選択肢2. 液化天然ガス(LNG)は、液化する際に硫黄分やその他の不純物が除去されている。

問題文の内容通りです

 

LNGは、メタンが主成分の天然ガスを、-162 ℃まで冷却して液化したものです。

LNGは無色・無臭の液体ですが、液化する際に硫黄分やその他の不純物を除去しているため、燃焼時はクリーンです。

選択肢3. ガスの比重の大小は、ガス燃焼機器ノズルからのガス噴出量に影響しない。

ガスの比重の大小は、ガス燃焼機器ノズルからのガス噴出量に影響する

 

ガス比重は、同容積のガスの空気に対する質量比で、空気を1として表します。

ガス比重の大小は、導管の輸送量や、ガス燃焼器ノズルからのガス噴出量に、影響します。

選択肢4. 液化石油ガス(LPG)は、本来、無色無臭のガスである。

問題文の内容通りです

 

LPGは液化された石油ガスで、常圧では気体ですが、圧力を加えるか、冷却することで、容易に液化します。

LPガスは、一般消費者が使用するガスは、プロパンとプロピレンの含有率によって、い号、ろ号、は号に区分されます。

LPガスは、無色・無臭ですが、空気中の混入比率が容量で 1/1000 の時に、感知できるように臭いが着けられています。

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