2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問16 (2 問10)

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和6年度(2024年)前期 問16(2 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

下水道に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 下水道は、公共下水道、流域下水道及び都市下水路に分けられる。

  • 下水道本管に接続する取付管の勾配は、1/100以上とする。
  • 排水設備の雨水ますの底には、深さ10cm以上のどろためを設ける。
  • 管きょの流速は、一般的に、下流に行くに従い漸増させ、勾配は、下流に行くに従い緩やかにする。

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この過去問の解説 (1件)

01

下水道に関する問題です。

選択肢1.

下水道は、公共下水道、流域下水道及び都市下水路に分けられる。

問題文の内容通りです

 

1) 公共下水道は、違い値の下水を排除または処理するために、地方公共団体が管理する下水道です。

2) 流域下水道は、2つ以上の市町村区域から排除される下水を、排除または処理する地方公共団体が管理する下水道です。

3) 都市下水路は、市街地の下水を排除するために、地方公共団体が管理する下水道です。

公共下水道と流域下水道は除かれます。

選択肢2. 下水道本管に接続する取付管の勾配は、1/100以上とする。

問題文の内容通りです

 

取付管は、民有地内の排水設備から汚水や雨水を、本管に流すために民有地と道路境界に置く「ます」と本管を結ぶ管です。

取付け管の布設では、次の事項に留意します。

・本管との取り付けは、本管に対し60度か90度で取付け、取付け間隔は、1 m以上離します。

・取付け管の最小管径は、150 mmを標準とします。

・取付け管は、本科の中心線から上方に取付けます。

取付け勾配は、1/100 以上とします

選択肢3. 排水設備の雨水ますの底には、深さ10cm以上のどろためを設ける。

排水設備の雨水ますの底には、深さ15cm以上のどろためを設ける

 

排水ますには、汚水ますと雨水ますがあります。

雨水ますには、150 mm以上の泥だまりを設けます。泥だまりとは、ますを貫く導入管とますの底の幅のことです。

汚水ますの場合は、ます内に固形物等が滞留しないように、底部にインバートを設けます。

選択肢4. 管きょの流速は、一般的に、下流に行くに従い漸増させ、勾配は、下流に行くに従い緩やかにする。

問題文の内容通りです

 

流速は、一般的に、下流に行くほど漸増させ、勾配は穏やかにします。

下流に行くに従い勾配を穏やかにしても、流量が増すため流速を漸増させられます。

 

下流も上流も同じ勾配とすると、流速が大きくなり、また、埋設深さが大きくなり、施工が難しくなり、工費も増します。

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