2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問25 (3 問2)

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和6年度(2024年)前期 問25(3 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

水中モーターポンプに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 汚物用水中モーターポンプは、浄化槽への流入水等、固形物も含んだ水を排出するためのポンプである。
  • 汚水や厨房排水のような浮遊物質を含む排水槽では、電極棒による自動運転とする。
  • 羽根車の種類は、一般的に、オープン形とクローズ形に分類される。
  • 水中モーターポンプの乾式は、水が内部に浸入しないよう空気又はその他の気体を充満密封したものである。

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この過去問の解説 (1件)

01

水中モーターポンプに関する問題です。

選択肢1. 汚物用水中モーターポンプは、浄化槽への流入水等、固形物も含んだ水を排出するためのポンプである。

問題文の内容通りです

 

汚物用水中モーターポンプは、汚水のような固形物を含んだ水を排出するポンプで、口径は 50 mm以上で、20 mmの球形固形物が通過できるものとします。

 

なお、汚水用水中モーターポンプは、浄化槽の処理水、地下からの湧水、空調機排水など固形物をほとんど含まない水を排出するポンプで、口径 40 mm以上です。

選択肢2. 汚水や厨房排水のような浮遊物質を含む排水槽では、電極棒による自動運転とする。

汚水や厨房排水のような浮遊物質を含む排水槽では、フロート液面計の電極による自動運転とする

 

電極棒による電気スイッチは、電極棒表面に汚水の浮遊物が付着して、スイッチとしての機能を果たさないため、フロート式スイッチを使って自動運転します。

選択肢3. 羽根車の種類は、一般的に、オープン形とクローズ形に分類される。

問題文の内容通りです

 

羽根車の種類には、オープン形、クローズ形、ブレードレス形、ノンクロッグ形、渦流形があります。オープン形、クローズ形の特徴を下記します。

 

1) オープン形は、吸込側の側板がない羽根車で、水中ポンプのほとんどがこの形式です。

2) クローズ形は、吸込側の側板と羽根車を一体とした形式です。

選択肢4. 水中モーターポンプの乾式は、水が内部に浸入しないよう空気又はその他の気体を充満密封したものである。

問題文の内容通りです

 

水中モーターポンプの乾式は、外部の水が絶対に、内部に侵入しないように空気や気体を充満密封した構造のポンプです。

ポンプの寿命は密封機構によって変わるため、長寿命の用途には不向きで、汚水や汚物ポンプなどで使用されます。

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