2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問24 (3 問1)

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和6年度(2024年)前期 問24(3 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

送風機に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 遠心送風機には、多翼送風機、後向き送風機等がある。
  • 斜流送風機は、風量静圧とも遠心式と軸流式の中間に位置する。
  • 軸流送風機は、低圧力・小風量を扱うのに適している。
  • 遠心送風機には、片吸込みと両吸込みがある。

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この過去問の解説 (1件)

01

送風機に関する問題です。

選択肢1. 遠心送風機には、多翼送風機、後向き送風機等がある。

問題文の内容通りです

 

多翼送風機は、同じ大きさの遠心送風機の中で、所要風量と風圧に対し一番小型で、最も大きい風量が得られる送風機です。

 

後向き送風機は、多翼送風機では得られない高圧力を必要とするところで使用される送風機です。羽根が回転方向に対し後方に湾曲した構造で、多翼形に比べ羽根幅が小さく、広い風量範囲で安定運転できる特徴を有します。

選択肢2. 斜流送風機は、風量静圧とも遠心式と軸流式の中間に位置する。

問題文の内容通りです

 

斜流送風機は、羽根車の形状が遠心式と軸流式の中間にあり、風量・静圧も2つの送風機の中間にあります。

小型ですが、取扱い風量が大きく、また正圧も比較的高い(200~400 Pa)性能があります。

選択肢3. 軸流送風機は、低圧力・小風量を扱うのに適している。

軸流送風機は、低圧力・大風量を扱うのに適している

 

軸流送風機は、低圧力・大風量に適した送風機で、ケーシングや案内羽根の有無で、ベーン軸流、チューブラ―、プロペラの3種の送風機に分かれます。

 

軸流送風機は、構造的に高速回転が可能で、形状が全体的に小さくなり、設置スペースが小さくできるという特徴を有します。

短所としては、同一圧力を出すのに遠心送風機の2倍の羽根車周速を要し、大きな騒音が欠点です。

選択肢4. 遠心送風機には、片吸込みと両吸込みがある。

問題文の内容通りです

 

片吸込みは、ケーシングと羽根車の片側からだけ空気を吸い込みます。

両吸込みは、ケーシングと羽根車の両方から空気を吸い込み、風量が片側に比べ多くなります。

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