2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問37 (4 問9)

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和6年度(2024年)前期 問37(4 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

多翼送風機の試運転調整に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 瞬時運転し、回転方向を確認する。
  • 風量調整は、風量調整ダンパーが全開となっていることを確認してから開始する。
  • 風量は、過電流に注意しながら規定風量に調整する。
  • Vベルトは、指で押したときベルトの厚さ程度たわむことを確認する。

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この過去問の解説 (1件)

01

多翼送風機の試運転調整に関する問題です。

 

多翼送風機の試運転調整は、次に手順で行います。

1) 軸受注意の確認。

2) 据付け状態の確認。水平度、アンカーボルト、防振、たわみ継手、ベルトの張り具合など。

3) 手で送風機をまわし、羽根と内部状態の確認。

4) 吐出ダンパーを全閉。

5) 手元スイッチで瞬時運転し、回転方向の確認。

6) 吐出ダンパーを徐々に開き、風量が規定風量となるよう調整。

7) 風量調整の際に、オーバーロードで過電流にならないよう注意して実施。

8) 軸受温度確認し、周囲空気温度より40℃以上高くならないようにする。

9) 異常音・異常振動のないことの確認。

選択肢1. 瞬時運転し、回転方向を確認する。

問題文の内容通りです

 

冒頭解説5)に当たります。

選択肢2. 風量調整は、風量調整ダンパーが全開となっていることを確認してから開始する。

風量調整は、風量調整ダンパーが全閉となっていることを確認してから開始する

 

冒頭解説6)に当たります。

いきなり全開で風量確認は危険なので、0%から徐々にダンパーを開いて風量を調整します。

選択肢3. 風量は、過電流に注意しながら規定風量に調整する。

問題文の内容通りです

 

冒頭解説7)に当たります。

風量を上げると電流値も増加し、オーバーロードで過電流が流れ、電流が遮断されます。

選択肢4. Vベルトは、指で押したときベルトの厚さ程度たわむことを確認する。

問題文の内容通りです

 

冒頭解説2)に当たります。

送風機のVベルトの最初の張力の大きさは、Vベルトを指でつまみ、ひねって90度くらいひねれるか、指で押してNベルトの厚さ程度たわむか、適当な間隔でゲージマークを付けて0.5%程度の伸びが生じるか、のようにして確認します。

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