2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問38 (4 問10)

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和6年度(2024年)前期 問38(4 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

試運転調整に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 渦巻ポンプは、機器及び配管系統のエア抜きをした後に行う。
  • 高置タンク方式の給水設備では、高置タンクに最も近い水栓で残留塩素の測定を行う。
  • 揚水ポンプは、水位による発停や警報の発報を確認する。
  • 屋外騒音の測定は、冷却塔等の騒音の発生源となる機器を運転して、敷地境界線上で行う。

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この過去問の解説 (1件)

01

試運転調整に関する問題です。

選択肢1. 渦巻ポンプは、機器及び配管系統のエア抜きをした後に行う。

問題文の内容通りです

 

渦巻ポンプは液を扱う流体機械で、ポンプを始動する前に、ポンプの吸込配管やポンプ内部にある空気を、全て抜くことが必要です。

空気を抜かずにポンプを始動すると、ポンプ内部でかじりが起きる、主軸を折損するなどの重大な事故を起こします。

ポンプの吸込配管やポンプ内部に空気がある状態で始動すると、ポンプ軸動力は気体の方にエネルギーを与えるので、ポンプの駆動力は弱くなります。

選択肢2. 高置タンク方式の給水設備では、高置タンクに最も近い水栓で残留塩素の測定を行う。

高置タンク方式の給水設備では、高置タンクの末端の給水栓で残留塩素の測定を行う

 

タンクの給水設備の残留塩素の測定は、末端の給水栓で行い、0.2 mg/L 以上であることを確認します。

 

「水道法施行規則第17条」

【 給水栓における水は、遊離残留塩素を 0.1 mg/L以上保持するよう、塩素消毒をします。供給する水が病原生物に著しく汚染される可能性があれば、あるいは病原生物に汚染された疑いがるときは、給水栓の遊離残留塩素は、0.2 mg/L 以上とします。 】

選択肢3. 揚水ポンプは、水位による発停や警報の発報を確認する。

問題文の内容通りです

 

ポンプは貯水槽の水位によって、起動・停止を繰り返します。起動しても水位が変わらないとき、逆に停止しても水位が変わらず、規定値に水位が達すれば、警報を発します。

以上にのシステムが正常かどうかを、水位を検出するレベルスイッチの正常動作を確認します。

選択肢4. 屋外騒音の測定は、冷却塔等の騒音の発生源となる機器を運転して、敷地境界線上で行う。

問題文の内容通りです

 

環境の測定は、次のように行います。

・普通の騒音計で騒音を測定します。

・屋外では、冷却塔や排気口からの騒音が、敷地境界線上で測定します。

・騒音測定に当たっては、測定目的以外の音、暗騒音、があるため、騒音測定時には暗騒音も加えられるため、同一場所での暗騒音の測定もしておきます。

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