2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問50 (6 問2)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問50(6 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
  • 小型温水ボイラーをボイラー室内に設置する場合、ボイラー側面からボイラー室の壁面までの距離は、300mm以上とする。
  • 遠心送風機の据付け時の調整において、ベルトの張りが強すぎると軸受の過熱の原因になる。
  • 冷水ポンプのコンクリート基礎は、基礎表面に排水溝を設け、間接排水できるものとする。
  • 排水用水中モーターポンプは、ピットの壁から50mm程度離して設置する。

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この過去問の解説 (1件)

01

機器の据付けに関する問題です。

選択肢1. 小型温水ボイラーをボイラー室内に設置する場合、ボイラー側面からボイラー室の壁面までの距離は、300mm以上とする。

小型温水ボイラーをボイラー室内に設置する場合、ボイラー側面からボイラー室の壁面までの距離は、450 mm以上とする

 

「ボイラー及び圧力容器安全規則第20条(ボイラーの据付位置)」

第2項

【 本体の被覆のないボイラー、立てボイラーは、ボイラーの外壁から壁、配管、その他ボイラー側部の構造物までの距離を 0.45 m以上とします。

ただし、胴の内径が、 500 mm以下で、長さが 1000 mm以下のボイラーは、この距離を、

0.3 m以上とします。 】

選択肢2. 遠心送風機の据付け時の調整において、ベルトの張りが強すぎると軸受の過熱の原因になる。

問題文内容のとおりです

 

送風機軸受け温度上昇は、周囲温度+40℃ 以下とし、急激な温度変化の要因は、次のことがあります。

・軸受内部に異物混入

・Vベルトの張り過ぎ

・重滑油の汚れや劣化

 

Vベルトの張り過ぎによって起こる現象は、次のことです。

・Vベルトの発熱。

・軸受温度の上昇。

・Vベルトがプーリー上で変形します。

選択肢3. 冷水ポンプのコンクリート基礎は、基礎表面に排水溝を設け、間接排水できるものとする。

問題文内容のとおりです

 

ポンプの軸封に、グランドパッキンを用いる場合は、連続滴下程度の水が外部に漏れる状態にするため、ポンプのコンクリート基礎表面の排水溝に排水目皿を設け、排水系統に間接排水します。

選択肢4. 排水用水中モーターポンプは、ピットの壁から50mm程度離して設置する。

排水用水中モーターポンプは、ピットの壁から200 mm程度離して設置する

 

ポンプの据付け位置は、排水流入口から離れたところで、点検や引き上げに支障のない場所として、ポンプケーシングの外側と底部は、ピットの壁や底面からそれぞれ、200 mm程度の距離を取ります。

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