貸金業務取扱主任者の過去問
平成28年度(2016年)
法及び関係法令に関すること 問3

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問題

貸金業務取扱主任者資格試験 平成28年度(2016年) 法及び関係法令に関すること 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

貸金業者向けの総合的な監督指針において、監督当局が、外部委託(貸金業者が貸金業の業務を第三者に委託すること)について貸金業者を監督するに当たって留意するものとされている事項に関する次のa〜dの記述のうち、その内容が適切なものの組み合わせを1つだけ選びなさい。

a  外部委託先による顧客等に関する情報へのアクセス権限について、委託業務の内容に応じて必要な範囲内に制限しているか。その上で、外部委託先においてアクセス権限が付与される役職員及びその権限の範囲が特定されていることを確認しているか。さらに、アクセス権限を付与された本人以外が当該権限を使用すること等を防止するため、外部委託先において定期的又は随時に、利用状況の確認(権限が付与された本人と実際の利用者との突合を含む。)が行われている等、アクセス管理の徹底が図られていることを確認しているか。

b  委託契約により、当該貸金業者と資金需要者等との間の権利義務関係に変更が生じ、資金需要者等に対しては、当該貸金業者自身が業務を行ったものとは異なる権利が生じることが明らかとなっているか。

c  外部委託先において漏えい事故等が発生した場合に、適切な対応がなされ、速やかに委託元に報告される体制になっていることを確認しているか。

d  委託業務に関して契約どおりサービスの提供が受けられず、顧客利便に支障が生じるおそれがある場合、直ちに委託先を変更して変更後の委託先に対応させるための態勢を整備しているか。
  • ab
  • ac
  • bd
  • cd

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この過去問の解説 (1件)

01

a(○)設問の通りです。

b(×)外部委託について貸金業者を監督するに当たっては、資金需要者等に対して、当該貸金業者自身が業務を行ったものとして、同様の権利が生じている、又は生じることが明らかとなっているかという点について留意されます。

c(〇)設問の通りです。

d(×)委託業務に関して契約どおりサービスの提供が受けられず、顧客利便に支障が生じるおそれがある場合、委託先を変更してしまっては、新たなトラブルを生む可能性があります。よって、障害を未然に防止するための態勢を整備しているかという点について留意されます。

選択肢1. ab

適切ではありません。

選択肢2. ac

適切です。

選択肢3. bd

適切ではありません。

選択肢4. cd

適切ではありません。

まとめ

貸金業における外部委託のリスク管理の重要性を理解しましょう。

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