貸金業務取扱主任者の過去問
平成30年度(2018年)
財務及び会計に関すること 問48

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問題

貸金業務取扱主任者資格試験 平成30年度(2018年) 財務及び会計に関すること 問48 (訂正依頼・報告はこちら)

会社計算規則に規定する貸借対照表等(注)に関する次の記述のうち、その内容が適切なものを 1 つだけ選びなさい。
(注)貸借対照表等とは、貸借対照表及び連結貸借対照表をいう。
  • 貸借対照表等は、資産、負債及び純資産の各部に区分して表示しなければならない。連結会社が 2 以上の異なる種類の事業を営んでいる場合でも、連結貸借対照表の資産の部及び負債の部は、その営む事業の種類ごとに区分することはできない。
  • 資産の部は、流動資産、固定資産及び金融資産に区分しなければならない。
  • 固定資産に係る項目は、有形固定資産、無形固定資産及び繰延資産に区分しなければならない。
  • 株式会社の貸借対照表における純資産の部は、株主資本、評価・換算差額等及び新株予約権に区分しなければならない。

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この過去問の解説 (1件)

01

貸金業務取扱主任者の試験の最後の方は、会社会計に関する問題になります。

ここは、出てくる問題がある程度共通していたり、問題数がそこまでないこともあるので、あまり時間をかけずサクッととくようにしましょう。

選択肢1. 貸借対照表等は、資産、負債及び純資産の各部に区分して表示しなければならない。連結会社が 2 以上の異なる種類の事業を営んでいる場合でも、連結貸借対照表の資産の部及び負債の部は、その営む事業の種類ごとに区分することはできない。

(×)適切でない:連結会社が 2 以上の異なる種類の事業を営んでいる場合でも、連結貸借対照表の資産の部及び負債の部は、その営む事業の種類ごとに区分することはできます。文章中は「その営む事業の種類ごとに区分することはできない」とあるので誤りです。(参照:会社計算規則73条3項)

選択肢2. 資産の部は、流動資産、固定資産及び金融資産に区分しなければならない。

(×)適切でない:資産の部は下記の通りに区分する必要があります。

 

1. 流動資産

→現金・預金、受取手形、売掛金、棚卸資産、前渡し金、前払い金、短期貸付金など

2. 固定資産

→土地、建物、機械設備など

3. 繰延資産

→創立費、開業費、開発費、株式交付費、社債発行費など

 

文章は「流動資産、固定資産及び金融資産」とあるので誤りです。

(参照:会社計算規則74条1項)

選択肢3. 固定資産に係る項目は、有形固定資産、無形固定資産及び繰延資産に区分しなければならない。

(×)適切でない:固定資産に係る項目は下記の通りに区分する必要があります。

 

1. 有形固定資産

2. 無形固定資産

3. 投資その他の資産

 

文章は「有形固定資産、無形固定資産及び繰延資産」とあるので誤りです。

別の選択肢内で、大きな資産の区分が「流動資産、固定資産及び繰延資産」とありますので、そこからもわかります。

(参照:会社計算規則74条2項)

選択肢4. 株式会社の貸借対照表における純資産の部は、株主資本、評価・換算差額等及び新株予約権に区分しなければならない。

(〇)適切である:文章の通りです。(参照:会社計算規則76条1項1号)

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