ケアマネの過去問
平成24年度(第15回)
保健医療サービス分野 問31

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問題

ケアマネジャー試験 平成24年度(第15回) 保健医療サービス分野 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

高齢者の医療について適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 認知症治療薬には、錠剤以外にも経皮吸収型製剤や内服ゼリー剤があり、経口内服が困難な高齢者でも使用が可能である。
  • がんの疼痛管理では、麻薬は習慣性があり、幻覚等の症状もきたすため、可能な限り痛みは我慢してもらう。
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合には、インフルエンザワクチンは禁忌であり、接種できない。
  • 非ステロイド性消炎鎮痛薬を内服している場合には、腎機能障害や上部消化管出血のおそれもあるので、乏尿やタール便などの出現の有無を確認する。
  • 高齢者のめまいについては、起立性低血圧、不整脈などの全身性疾患や内服薬が原因となることもあるため、丁寧な問診が不可欠である。

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この過去問の解説 (3件)

01

3:適切に使用すれば幻覚症状などが現れるのは5%以下であり、痛みの程度によっては麻薬も使用する。

4:慢性閉塞性肺疾患患者では、肺炎、インフルエンザにより病状が悪化するため、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されている。

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02

正解は1,4,5です。
1,4,5については選択肢をそのまま覚えてしまいましょう。
2⇒癌患者の管理で最も重要なのは、痛みを取ることです。特に末期がん患者の耐え難い疼痛については、躊躇なく使用する必要があります。
3⇒COPD患者が肺炎やインフルエンザなどの呼吸器感染症に罹患すると命取りになります。ワクチン接種による予防が推奨されています。

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03

2:がんの痛みは耐えがたいものであり、WHOにおいても、患者には痛みをコントロールするために必要な鎮痛薬を要求する権利があり、医師にはそれを投与する義務があると提唱されています。

3:慢性閉塞性肺疾患の患者がインフルエンザにかかると肺に大きな負担がかかり、命にかかわることとなります。そのため、インフルエンザワクチンの摂取が推奨されています。

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