ケアマネの過去問
平成24年度(第15回)
保健医療サービス分野 問37

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問題

ケアマネジャー試験 平成24年度(第15回) 保健医療サービス分野 問37 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち適切なものはどれか。2つ選べ。
  • 屋内での歩行が安定して自立している要介護高齢者については、屋外での歩行も同様に安定して自立するため、転倒のリスクを検討する必要はない。
  • 失語症とは、発語に関係する筋に異常がなく、知能低下もないが、言語による表現や文字の理解ができなくなることであり、その原因は主に聴力障害である。
  • 片麻痺がある場合の車の乗降は、健側から乗り、降りる場合は逆の順序で行うとよい。
  • 重度の片麻痺の場合には、肩の亜脱臼を合併しやすいので、日常生活動作の介助において、麻痺側の上肢の位置などに配慮する必要がある。
  • 廃用による筋力低下の予防のためには、日常生活動作の励行やレクリエーション活動等の継続は効果がない。

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この過去問の解説 (3件)

01

1:屋内で歩行自立していても、屋外では環境が変わり転倒のリスクは増す。

2:聴覚障害ではなく、大脳の言語中枢の損傷による障害。

5:活動性を上げるために日常生活動作の励行やレクリエーション活動は効果

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02

正解は3,4です。
1⇒屋内歩行は自立していても、屋外では靴を履いていること、歩行に際して石ころや段差などの障害物があることなどより、歩行が不安定になる可能性があります。
3⇒片麻痺のある場合、患側に対する注意が行き届かないことがよくあります。
患側から乗せると踏ん張りがきかず、転倒の可能性があります。
5⇒廃用予防のためには、日常生活動作の励行やレクリエーション活動等の継続などの軽労作でも十分に効果が期待できます。
あまりに強度の強い動作を行うと、怪我の危険性が高まりかえって良くありません。

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03

1:屋内歩行よりも屋外歩行のほうが難易度ははるかに高いです。段差や道のでこぼこなどの障害が多くあるだけでなく、通行人や車への配慮なども必要なため自分のペースで歩くことが出来ず、転倒することは珍しくありません。

2:失語症は脳にある言語中枢が障害を受けることでおこります。右麻痺の人に多いのが特徴です。

5:日常生活動作の励行やレクリエーションなどで行なう運動でも十分に身体機能維持の効果が期待できます。

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