ケアマネの過去問
平成24年度(第15回)
福祉サービス分野 問49

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問題

ケアマネジャー試験 平成24年度(第15回) 福祉サービス分野 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

ソーシャルワークの視点から援助困難事例への対応方法について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
  • 認知症のある利用者から、訪問介護員に物を盗られたとの訴えがあったため、最初に警察に相談し助言を求めた。
  • 認知症が疑われる利用者が、保健・医療・福祉の専門家チームが必要と考えるサービスを拒否したため、やむを得ず居宅介護支援の契約を打ち切った。
  • 家族が認知症からくる行動障害のために介護負担を感じていたため、介護支援専門員の判断で、本人をグループホームに入所させた。
  • 買い物や食事などの利用者の抱える切実な問題の解決に具体的に取り組むことも必要である。
  • 攻撃的な利用者に対しては、ときには距離を置いて見守りながら、その自尊心、自立心を傷つけないようにすることも必要である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1:認知症による症状の一つとも考えられるため、警察を呼んで不信感を大きくさせる前に利用者の話を聞いてその場を落ち着かせる。

2:利用者が拒否する理由に共感を持って理解を示し、ゆっくりと時間をかけながら支援をしていく必要がある。

3:家族だけでなく本人の意思を尊重することが重要であるため、本人の意向を行く必要がある。

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02

正解は4,5です。
1⇒この訴えは認知症の症状である「物盗られ妄想」の可能性があります。
まずは本人の訴えをよく聞き、内容を吟味しましょう。
2⇒これも認知症の周辺症状である可能性がありますので、援助を打ち切るのは早計です。
拒否の理由をよく聞き、必要があれは早期の受診などを検討しながら暖かく見守って行きましょう。
3⇒例え認知症が重度で本人の意思確認ができなかったとしても、家族の意向をきちんと確認する必要があります。

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03

1:認知症の人には必ず記憶障害があります。そのため、実際に盗難にあったのではなく勘違いの可能性が高いです。
訪問介護事業所に相談や報告を行い、必要であれば家族に相談するなどの方法をとります。

2:認知症の人には判断能力の低下がみられます。そのため、生活を維持するために必要なサービスであっても断ってしまう場合が考えられます。
利用者が安全に生活できるように、家族も含めチームで支援していくことが必要です。

3:入所を判断するのは本人や家族です。提案や援助を行なうのが介護支援専門員の仕事です。

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