ケアマネの過去問
平成21年度(第12回)
保健医療サービス分野 問39

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この過去問の解説 (3件)

01

1.ノロウイルスの消毒に有効なのは、次亜塩素酸ナトリウム、加熱である。エタノールでは、ウイルスの減少には有効だが消毒には至らない。

2.二類感染症には、急性灰白髄炎、結核、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(病原体がコロナウイルス属SARSコロナウイルスであるものに限る)、鳥インフルエンザである。診断した医師は、直ちに保健所長を経由して都道府県知事に届け出なければならない。

3.経管栄養を行っている高齢者は、咀嚼を行うことで得られる唾液分泌による口腔内自浄作用と湿潤作用がないため、口腔ケアを行うことで、これらの効果が得られる。

4.帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こるウイルス感染症である。

5.加齢に伴う口腔内の変化として唾液分泌量の減少の他、これに伴う口腔内乾燥、歯肉を含む口腔内粘膜の委縮、歯槽骨の吸収、咀嚼機能の低下、味覚の変化が見られる。唾液には自浄作用、湿潤作用の他に、再石灰化作用(酸によって溶けた歯の修復)、緩衝作用(口腔内の酸性を中性に戻す)等がある。唾液分泌量の減少に伴い、これらの作用が働きにくくなるため、う蝕や歯周病の口腔内トラブルが起きやすくなる。

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02

1 ノロウィルスの消毒には次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を用います。

3 胃ろうによる経管栄養を行っている患者には、口腔内を清潔にする以外にも、唾液分泌を促し感染症予防、免疫力の改善、筋肉を刺激して機能を低下させないようにする等、口腔ケアによる効果を得ることが重要です。

4 帯状疱疹はウィルス感染症であり、治療には抗ウィルス剤などが用いられます。

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03

1.低濃度のエタノールでは不十分です。次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を用いて消毒を行ないます。

2.設問の通りです。

3.食事をしなくても口腔内では細菌が繁殖します。唾液の誤嚥による肺炎などを予防する意味でも口腔ケアは必要です。

4.帯状疱疹の原因は細菌ではなくウィルスです。治療では抗ウィルス剤などが使用されます。

5.設問の通りです。

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