ケアマネの過去問
平成21年度(第12回)
保健医療サービス分野 問41

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問題

ケアマネジャー試験 平成21年度(第12回) 保健医療サービス分野 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち適切なものはどれか。2つ選べ。
  • 不感蒸泄(ふかんじょうせつ)とは、便や尿から水分が失われることである。
  • 脱水は、食事摂取不良、下痢、発熱、高血糖で起こりやすい。
  • 高齢者では、体内の水分貯蔵量か多いため口渇が感じられにくい。
  • 熱中症では、循環器、筋肉、脳神経、腎臓に障害が起こりやすい。
  • 浮腫を認める場合には、脱水はない。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.不感蒸泄とは皮膚及び呼気からの水分不足のことである。発熱、熱傷、過換気状態等で増加する。

2.高齢者の脱水症状の主な原因は、水分補給量の減少、食事摂取不良、下痢、発熱、高血糖、利尿剤服用、胸水や腹水、消化管出血などである。

3.高齢者の水分量は成人(約60%)と比べると、約10%減量(約50%)しており脱水症状が起こりやすくなっている。また口渇が感じられにくいのは、口渇中枢の感受性低下が原因である。

4.高齢者は体温調節機能が低下をしており、汗が出にくくなっている。そのため体内に熱がこもりやすくなり熱中症が起きやすくなっている。循環器、筋肉、脳神経、腎臓の障害が起きやすい。

5.浮腫が脱水の原因となることもある。また浮腫が起きているために、脱水症状を見逃してしまうこともあるので注意が必要。

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02

1.不感蒸泄というのは発汗を除いた皮膚や呼気からの水分喪失のことを言います。

2.設問の通りです。

3.高齢者は体内の水分貯蔵量が「少ない」ため、口渇を感じにくいという特徴があります。

4.設問の通りです。

5.浮腫があるからといって脱水がないとは言えません。浮腫は水分が血管外に出すぎている状態であり、浮腫自体が原因で脱水になることもあります。

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03

1 不感蒸泄とは、呼吸や皮膚からの蒸発により水分が失われることです。

3 高齢者では、体内の水分貯蔵量が少ないために口渇を感じられにくく、そのため脱水が起こりやすくなります。

5 浮腫を認める場合でも、脱水の可能性はあります。

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