ケアマネの過去問
平成25年度(第16回)
介護支援分野 問25
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問題
ケアマネジャー試験 平成25年度(第16回) 介護支援分野 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
介護に疲れた妻は、ショートステイを利用させたいが、夫である利用者本人は、不安らしく頑なに拒んでいる。介護支援専門員の対応として、より適切なものどれか。2つ選べ。
- 本人に「みんなショートステイに行っているのだから、あなたも行った方がよい。」と話して、同じ事情の人がたくさんいることをわからせる。
- 本人に「保険料を納めているのだから、ショートステイを利用するのは権利ですよ。」と説明し、一方的にショートステイの利用手続きを進める。
- 「奥さんが疲れて倒れてしまったら、困りますね。」と話しかけ、本人が状況を理解し、自ら決めるのを待つ。
- 妻に「奥さんと離れてしまうことをおそれているのかもしれませんね。」と本人の心情を伝え、お互いが理解しあえるよう助言する。
- 妻から本人に「私が倒れたら家にいられなくなりますよ。」と伝えさせ、本人にわからせるよう指示する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 介護支援は利用者の状況に応じて個別に行われるものであり、本人の自発的な意思がない限りは同じ境遇の人がいるとわからせることは意味がなく、適切ではありません。
2 介護支援専門員が一方的にサービス利用の手続きを行うことは適切ではありません。
5 まずサービスを利用する本人に対して理由などを説明し、本人が理解し了承が得られるように働きかけることが大切です。また、介護支援専門員が家族に指示をする行為は望ましくありません。
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02
1⇒介護支援は、利用者の個別の状況はニーズに基づいて行うものです。同じ状況の人がたくさんいても、この夫が行きたくなければ無理に進めることは難しいでしょう。あくまでも、本人の自発的な意思に基づいてサービスを提供する必要があります。
2⇒利用者本位の観点から、一方的にサービスの利用手続きを進めるのは適切ではありません。
5⇒家族の意見を本人に押し付けるのではなく、状況を説明してサービス利用の必要性を本人に理解していただくのが望ましいです。また、なぜ本人がサービス利用に不安を覚えるのかを確認し、それに対処していくことも必要です。
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03
2 利用者の同意なしに一方的に手続きを進めることは適切ではありません。
5 家族の意見も大切ですが、利用者に押し付けにならないように丁寧に説明し、また、本人の不安の材料について家族を含め話し合い対処していくことも必要です。
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