ケアマネの過去問
平成28年度(第19回)
保健医療サービス分野 問32
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問題
ケアマネジャー試験 平成28年度(第19回) 保健医療サービス分野 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
在宅医療管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 悪性腫瘍の疼痛管理のために麻薬を使う場合は、便秘になることが多いので、排便コントロールに留意する。
- 腹膜透析は、在宅で行うことができるため、血液透析に比べて通院回数は少ない。
- インスリンを自己注射している場合に、冷や汗、動悸、震えがみられたら、高血糖を疑う。
- 在宅酸素療法や人工呼吸療法を実施している場合は、パルスオキシメーターの購入費用の補助を受けられることがある。
- 胃ろうに栄養剤を注入する際には、水平仰臥位で実施する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.麻薬など疼痛薬は腸の蠕動運動を低下させるものがあるため、便秘になります。
2.腹膜透析は自宅で行え、月2~3回でよいとされています。
3.これは低血糖症状です。
4.日常生活用具として補助されます。ただし、市町村によって給付品目になっているか確かめる必要があります。
5.上体を起こさないと、食道を逆流する危険性が高まります。
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02
1:麻薬など疼痛薬は腸の蠕動運動を低下させるものがあるため、便秘になります。悪性腫瘍とは「がん」を言います。 がんは三大疾病に含まれています。日本での三大疾病は死亡順位ワースト3を占めており、主に「がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中」のことを言います。
2:腹膜透析は自宅で行え、通院は月2~3回でよいとされています。血液透析の週2・3回に比べると、通院回数がかなり少なく済みます。腹膜透析は、自分の体の腹膜を使う方法です。腹膜は胃や腸などの臓器を覆っている薄い膜です。
3:これは低血糖症状です。低血糖の症状は、強い空腹感、体のだるさ、眠気、ふるえ、冷や汗、動悸、意識を失い昏睡状態などがあります。低血糖を起こしたら、我慢せずに、すぐに砂糖やブドウ糖、糖分を多く含んだジュースなどを補給することが大切です。すい臓のランゲルハンス島という組織にあるβ細胞でつくられています。血糖値を下げる役割があります。
4:日常生活用具として補助されます。ただし、市町村によって給付品目になっているか確かめる必要があります。在宅酸素療法や人口呼吸療法を行っている場合は、パルスオキシメーターという皮膚を通して酸素飽和度を図ることができる機器の購入費用の補助を受けられることもあります。
5:上体を起こさないと、食道を逆流する危険性が高まります。栄養剤を注入する前には、必ず上半身を30度から90度に起こして、注入のための姿勢を整えます。もし可能ならば、座った状態が望ましい状態になります。
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03
1の悪性腫瘍とは、がんの事を指します。
がんの痛みをコントロールするために麻薬が使われることがありますが、この際便秘になることが多いため、排便コントロールには注意が必要になってきます。
2の腹膜透析は、自宅で行える透析です。通院は月に1・2回であることが多く、血液透析の週2・3回に比べると、通院回数がかなり少なく済みます。
4については、設問通りで、在宅酸素療法や人口呼吸療法を行っている場合は、パルスオキシメーターという皮膚を通して酸素飽和度を図ることができる機器の購入費用の補助を受けられることがあります。
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