ケアマネの過去問
平成28年度(第19回)
保健医療サービス分野 問35

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問題

ケアマネジャー試験 平成28年度(第19回) 保健医療サービス分野 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ
  • 急変時に予想される事態への対応、緊急受診先等をあらかじめ主治医や家族と共有しておくことが望ましい。
  • 血圧低下による重要臓器の末梢循環が著しく障害された状態をショックという。
  • 高齢者の場合、急変時にみられる痛みや呼吸困難などの訴えがないことも多い。
  • 嘔吐した場合には、仰臥位にして口腔内に吐物が残っていないかを確認する。
  • 高齢者は、感染症に確患すれば、必ず発熱する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1、2、3です。

1.ケアプランの「総合的な援助の方針」に記載します。

2.正確には、身体の組織循環が細胞の代謝要求を満たさない程度にまで、低下することを言います。

3.一般的に高齢者は痛みや発熱、口渇などの自覚症状がない場合が増えます。

4.嘔吐があった場合、側臥位にして吐物を取り除き、気道を確保します。

5.不顕性肺炎のように、発熱がなくても感染している場合があります。

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02

正解は、1・2・3です。

1は、高齢者の状態によって、急変時に予想される事態は変わってきます。それぞれについて、緊急連絡先等を主治医や家族と共有しておくといいでしょう。

2については、設問通りで、血圧が低下した際に重要臓器の末しょう循環が著しく障害された状態のことをショックと言います。

3は、高齢者の場合、身体の感覚を感じにくい状態になっていることがあり、痛みや呼吸困難についても本人が感じていない、認知症などのために伝えられないなどの理由で、訴えがないことも多くあります。

4については、吐物が口腔内に残っていると、その後、飲み込んでしまい窒息につながったりすることを避けるためにも、仰臥位にしたうえで確認する必要があります。

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03

正解は1、2、3です。

1:ケアプランの「総合的な援助の方針」に記載されています。高齢者の状態によって、急変時に予想される事態は変わってきます。それぞれについて、緊急連絡先等を主治医や家族と共有しておくといいでしょう。個人で判断や行動するのではなく、専門家や関連機関と連携や情報の共有などがとても大切になります。

2:正しくは、身体の組織循環が細胞の代謝要求を満たさない程度にまで、低下することを言います。

3:一般的に高齢者は痛みや発熱、口渇などの自覚症状がない場合が増えます。また高齢者は身体の感覚を感じにくい状態になっていることがあり、痛みや呼吸困難についても本人が感じていない、認知症などのために伝えられないなどの理由で、訴えがないことも多くあります。なので、高齢者の健康状態などに気を配って対応することが望ましいです。

4:嘔吐があった場合、側臥位(体を横向きにした状態)にして吐物を取り除き、気道を確保します。仰臥位は体を仰向けにした状態なので、この態勢では嘔吐した場合、気道が塞がってしまう可能性があります。

5:不顕性肺炎のように、発熱がなくても感染している場合があります。

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