ケアマネの過去問
平成28年度(第19回)
保健医療サービス分野 問36

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問題

ケアマネジャー試験 平成28年度(第19回) 保健医療サービス分野 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 入浴の際に、皮膚の発赤や新しいアザを見つけても、褥瘡のできる部位でなければ、そのままにしてもかまわない。
  • 膀胱留置カテーテルの使用時は、蓄尿バッグを膀胱と同じ高さに固定する。
  • 適切な住宅改修や移動補助具の導入は、介護負担の軽減につながる。
  • 摂食・嚥下障害による誤嚥は、嚥下前、嚥下中、嚥下後のいずれのときでも生じることがある。
  • 睡眠障害は、痛みやかゆみ、咳、呼吸困難、頻尿などが原因となることがある。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、3、4、5です。

1.発赤やあざは褥瘡の可能性があります。

2.膀胱より低い位置にしなければ、カテーテル内を尿が逆流し、尿路感染などの恐れがあります。

3.介護者の身体機能を補助することや、転倒転落などを防ぐなどにより、介護者の負担が減ります。

4.それぞれ以下の原因で誤嚥や窒息の原因になります。
嚥下前は、口腔保持ができないと嚥下が行われないまま、飲食物が咽頭に流れこむことが原因です。
嚥下中は、嚥下と呼吸のタイミングが合わないことが原因です。
嚥下後は、口腔内や咽頭の残留が原因です。

5.その他精神疾患なども原因になります。

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02

正解は、3・4・5です。

3は、下肢筋力の低下や、疾病などを起因とする身体的な障がいがある際には、住宅改修や移動補助具を利用することによって、介護負担が軽減できます。

4は、摂食・嚥下障害による誤嚥では、食べ物が気管に入ってしまうことがあり、肺炎や窒息などを引き起こす可能性もある為、嚥下前、嚥下中、嚥下後のいずれでも注意する必要があります。

5は、睡眠障害は、痛みやかゆみの他、せきや呼吸困難、頻尿などが原因で起こることがある為、それらを取り除くことで改善できることがあります。

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03

正解は、3、4、5です。

1:発赤やあざは褥瘡の可能性があります。褥瘡とは、寝たきりの状態によって皮膚の血流が滞ってしまうことで生じる皮膚病変を言います。また褥瘡は圧迫を受けやすいおしりや腰骨周囲、踵、肘などに生じることが多いです。皮膚の赤みやただれ、ひどくなると潰瘍や細菌感染を生じる場合もあります。

2:膀胱より低い位置バッグを設置しないと、カテーテル内を尿が逆流し、尿路感染などの恐れがあります。またカテーテルを過度に屈曲させないように注意する必要があります。

3:介護者の身体機能を補助することや、転倒転落などを防ぐなどにより、介護者の負担が減ります。下肢筋力の低下や、疾病などを起因とする身体的な障がいがある際には、住宅改修や移動補助具を利用することによって、介護負担が軽減できます。例えば、段差をなくす。階段の近くにスロープを設置する、トイレを車いすで入れるように広いスペースを作る、ドアを引き戸にする、など等があります。

4:嚥下前は、口腔保持ができないと嚥下が行われないまま、飲食物が咽頭に流れこむことが原因です。嚥下中は、嚥下と呼吸のタイミングが合わないことが原因です。嚥下後は、口腔内や咽頭の残留が原因です。

5:その他精神疾患なども原因になります。睡眠障害は、痛みやかゆみの他、せきや呼吸困難、頻尿などが原因で起こることがある為、それらを取り除くことで改善できることがあります。

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