ケアマネの過去問
平成28年度(第19回)
保健医療サービス分野 問45
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問題
ケアマネジャー試験 平成28年度(第19回) 保健医療サービス分野 問45 (訂正依頼・報告はこちら)
災害対応について適切なものはどれか。2つ選べ。
- 深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)は、長時間同じ姿勢でいることから生じやすいので、こまめに足を動かすことなどで予防する。
- 災害時においても、個人情報保護の観点から、要援護者の個人情報の提供及び共有は、行うことができない。
- 災害時の新たな課題である生活不活発病は、活動低下により身体機能が低下した状態をいい、要介護者のみに生じる。
- 人工呼吸器等電源を必要とする医療機器使用者の停電時の対応については、平時より、主治医等と話し合い、対応を決めておく。
- 福祉避難所の対象者は、高齢者や障害者など避難所生活において何らかの特別な配慮を必要とする者とし、その家族は含まない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.血液が固まると血栓ができるので、ほかにも水分をこまめにとるなどの対策があります。
2.個人情報保護法の例外規定として市町村で定められている事はあるようです。災害時に個人情報を実際に利用した事例もあります。
3.要介護者のみというのが間違いです。だれにでも起こりえます。
4.対応としては、バッテリーを使用します。酸素ガスボンベを常備しておくなどがあります。
5.家族も含まないというのが誤りです。老人福祉施設や障害福祉施設などが使われるケースが多いです。
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02
1:エコノミークラス症候群とは食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないことにより血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。そして血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れがあります。対策としては、 ときどき、軽い体操やストレッチ運動を行う。 十分にこまめに水分を取る。 アルコールを控える、または禁煙する。 ゆったりとした服装をし、ベルトをきつく締めない。 かかとの上げ下ろし運動をしたりふくらはぎを軽くもんだりする。眠るときは足をあげる。等があります。
2:個人情報保護法の例外規定として市町村で定められている事はあるようです。災害時に個人情報を実際に利用した事例もあります。災害という特別な状況下なので、個人情報に関しても認められています。
3:災害時の新たな課題である生活不活発病は、活動低下により身体機能が低下した状態をいい、要介護者だけでなく、誰にでも生じることがありえます。
4:対応としては、バッテリーを使用します。酸素ガスボンベを常備しておくなどがあります。また人工呼吸器等、電源を必要とする医療機器使用者の停電時の対応については、普段から主治医や医療機器を提供してくれている業者の担当者などと情報を共有し、どのように対応すればいいのかを家族とともに決めておくと良いとされています。
5:家族も含まないというのが誤りです。老人福祉施設や障害福祉施設などが使われるケースが多いです。
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03
1は、エコノミークラス症候群に関する設問です。
これは、足や腕などの静脈で発生した血栓が、血管中を移動して静脈をふさいでしまう疾患で、災害時、避難所などで狭い空間で、動くことが少ない環境で過ごしたことで発症してしまうこともあります。
4については、設問の通りで、人工呼吸器等、電源を必要とする医療機器使用者の停電時の対応については、普段から主治医や医療機器を提供してくれている業者の担当者などと情報を共有し、どのように対応すればいいのかを家族とともに決めておくと良いとされています。
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