ケアマネの過去問
平成29年度(第20回)
保健医療サービスの知識等 問38

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問題

ケアマネジャー試験 平成29年度(第20回) 保健医療サービスの知識等 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

高齢者のリハビリテーションについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 安静臥床が続くと心肺機能などが低下するため、早期離床を図る。
  • 左半側空間失認では、右半分に注意を向けるようなリハビリテーションの工夫をする。
  • リハビリテーションでは、低血糖発作の出現、痛みの増悪、転倒リスクの増大などに対する注意が必要である。
  • 福祉用具の給付は、障害者総合支援法が介護保険法に優先する。
  • 回復期リハビリテーションでは、機能回復、ADLの向上及び早期の社会復帰を目指す。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解:1、3、5です。

1:設問の通りで、心肺機能の低下・筋力低下が起こるため、早期離床を促します。

2:左側空間失認では、左側へ注意がいかなくなります。そのため、左側へ注意を向けてもらうようにリハビリを進めていきます。

3:設問の通りで、リスクマネジメントをしっかりと行う必要があります。

4:福祉用具の給付に関しては、介護保険が優先となります。

5:設問の通りです。リハビリテーションには、急性期リハビリテーション・回復期リハビリテーション・維持期リハビリテーションがあります。急性期リハビリテーションでは、早期離床を促し、廃用症候群の予防や良肢位の確保を行います。回復期リハビリテーションでは、動作獲得・ADL向上・早期の社会復帰を目指します。維持期リハビリテーションでは、回復した機能を低下させないように努める必要があります。

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02

1、適切です。長期の安静臥床は、心肺機能や身体的機能の低下を招きます。それを防ぐために身体状態を確認した上で、早期離床を図る事が重要です。

2、不適切です。左半側空間失認によって認識が困難になるのは左側ですので、右半分に注意を向けるのではなく、左半分に注意を向けられるように支援を行う事が必要となります。

3、適切です。外科的手術の後に行うリハビリテーションなどは特に痛みが増したり、転倒の危険性も増えたりするため注意が必要です。また、急激な活動量の増加による低血糖症状を引き起こす事もあるため、同時に注意が必要となります。

4、不適切です。福祉用具の給付は介護保険法による給付が優先されます。

5、適切です。回復期リハビリテーションは、命の危険性を脱した後、体調が安定してから行われるリハビリテーションになります。そのため受傷する前の生活になるべく近づけるよう、退院後の生活を意識したリハビリテーションが実施される事となります。

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03

正解は1、3、5です。

1.安静臥床が続くと心肺機能の低下や廃用症候群につながるため、早期離床を図るリハビリテーションを行うことが望ましいです。

2.左半側空間失認では、左側への注意が向かない状態のため、左半分に注意が行くようなリハビリテーションの工夫が必要です。

3.リハビリテーションでは、低血糖発作の出現、痛みの増悪、転倒リスクの増大などに注意を図りながら行う必要があります。

4.福祉用具の給付は、介護保険法が優先となります。

5.回復期リハビリテーションでは、寝たきりを防ぎ、機能回復やADLの向上、早期の社会復帰を目指していきます。

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04

正解は1、3、5です。
1 安静臥床が続くと心肺機能などが低下するため、早期離床を図るようにします。
2 左側空間失認では、左半分に注意を向けるリハビリが必要です。
3 リハビリテーションでは、低血糖発作の出現、痛みの増悪、転倒リスクの増大などに対する注意が必要です。
4 介護保険法の給付を優先します。
5 回復期リハビリテーションでは、機能回復、ADLの向上及び早期の社会復婦を目指します。

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