ケアマネの過去問
平成30年度（第21回）
保健医療サービスの知識等 問44

1. ✖　要介護認定（要介護1～5）の方が対象になります。

2. ✖　介護医療院の創設に伴って介護療養型医療施設が廃止されるのは、2024年3月31日です。

3. 〇　設問の通りです。

4. ✖　多床室の場合は、カーテンやパーティションのみで入所者同士の視線等を遮断するだけではなく、家具との組み合わなどでプライバシーを確保することとされています。

5. 〇　設問の通りです。

正解は３、５です。

１、介護医療院は、要介護１～５の方が対象となります。

２、現在、介護療養型医療施設は2023年度末には廃止されることとなっています。

３、選択肢の通り、介護医療院は長期療養が必要な方に対し、必要な医療及び日常生活上の世話を提供する施設です。

４、多床室の場合は、家具、パーティション、カーテン等の組合せにより、室内を区分することで、入所者同士の視線等を遮断し、入所者のプライバシーを確保することが必要です。
カーテンのみで仕切られている場合には、プライバシーの十分な確保とはいえません。

５、選択肢の通り、Ⅰ型の方がⅡ型に比べて重い疾患を持っている患者が利用することが想定されます。
人員配置基準は、Ⅰ型は介護療養型医療施設、Ⅱ型は介護老人保健施設と、Ⅰ型の方が手厚い配置となっています。

1、不適切です。介護医療院の利用条件は要介護1～5の認定を受けている方になります。原則要介護3以上の方が利用できる施設は、介護老人福祉施設です。

2、不適切です。介護療養型医療施設の廃止は2023年度末とされています。

3、適切な内容です。

4、不適切です。カーテンで利用者の方同士の視線等を遮断するだけではなく、個人個人のスペースをなるべく確保し、プライバシーに配慮した居室環境を整備する事が必要です。

5、適切です。Ⅰ型療養床は病状が比較的重度であり、常時介護を必要とする方が利用します。Ⅱ型療養床の利用者は病状が比較的安定している方であり、介護内容も多岐にわたっているのが特徴です。