ケアマネの過去問
令和2年度(第23回)
保健医療サービスの知識等 問26
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問題
ケアマネジャー試験 令和2年度(第23回) 保健医療サービスの知識等 問26 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 老年症候群では、高齢期において生活機能の低下がみられる。
- 高齢者では、身体的な衰えや機能障害、慢性疾患の罹患、家族との死別などにより抑うつが高頻度にみられる。
- 高齢者では、エネルギーの消費が多くなるため、食欲が増す。
- 高齢者では、若年者に比べて体内水分貯蔵量が少なく、口渇も感じにくいため、脱水のリスクが高い。
- 内耳から大脳に異常があるために生じる難聴を、伝音性難聴という。
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この過去問の解説 (3件)
01
2:問題の通りです。高齢者では、身体的な衰えや機能障害、慢性疾患の罹患、家族との死別などにより抑うつが高頻度にみられます。
3:高齢者はエネルギーの消費が少なくなり、食欲が低下することが多いです。
4:問題の通りです。高齢者では、若年者に比べて体内水分貯蔵量が少なく、口渇も感じにくいため、脱水のリスクが高いです。
5:高齢者の難聴は、感音性難聴が多いです。
・伝音性難聴⇒音を伝える部分(外耳や中耳)の障害によるもの。
・感音性難聴⇒音を感じる部分(内耳から大脳)の障害によるもの。
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02
老年症候群とは、加齢に伴い、高齢者に多く見られる、医師の診察や介護・看護を必要とする症状・徴候の総称です。老年症候群には、加齢により誰にでも起こる生理的老化と疾患やけがなどに起きる病的老化があります。
2.〇
身体的の衰え等による慢性的なストレスと家族の死別等、重大なライフイベントによるものが原因で高齢者は抑うつ状態が高頻度で見られます。
3.×
高齢者は、エネルギー消費が少なくなり、食欲が低下します。
4.〇
高齢者が脱水になりやすい原因として、
①体内の水分量の低下 ②腎臓機能の低下
➂のどの渇きを感じにくい④薬の影響等があります。
5.×
伝音性難聴は、
外耳や中耳になんらかの障害があると起こります。機械的振動が伝わりません。
感音性難聴は、
内耳から大脳に異常があるために生じる難聴です。
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03
2. 正答。抑うつとは、気分が落ち込んで何もする気になれない状態です。高齢者になると家族や友人の死別、環境の変化、社会的役割の喪失、身体機能・認知機能の低下など、抑うつになりやすい要因が増えていきます。
3. 誤り。高齢になるとエネルギー消費が減り、食欲も低下していきます。
4. 正答。高齢になると水分を蓄える筋肉量が減るため、体内水分貯蔵量が低下します。さらに、感覚機能の低下により喉の渇きに気づきづらくなることで摂取する水分量が減り脱水症の危険が高くなります。
5. 誤り。伝音性難聴とは、音が外耳または中耳を通って内耳に到達されることが妨害されるために起こるものです。内耳に原因のある難聴は、感音性難聴と言います。また、伝音性難聴と伝音性難聴の両方の症状が見られる混合性難聴もあります。
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