ケアマネの過去問
令和2年度(第23回)
保健医療サービスの知識等 問27

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

ケアマネジャー試験 令和2年度(第23回) 保健医療サービスの知識等 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 激しく出血している場合は、出血部位よりも心臓から遠い部位を圧迫して止血する。
  • 誤嚥による呼吸困難では、「喉に手を当てる」などの窒息のサインやチアノーゼなどの症状が出現する。
  • 洗剤や漂白剤を飲み込んだ場合は、無理に吐かせる。
  • 衣服の下をやけどしている場合は、衣服を脱がさずその上から流水を当てる。
  • 寝たきりの高齢者に吐き気があるときは、身体を横向きにして、吐物の誤嚥を防ぐ。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1. 誤り。出血が激しい場合は、出血部位よりも近い部位を圧迫して止血します。

2. 正答。誤嚥による呼吸困難の際には、「喉に手を当てる」、「手足をバタバタさせる」といったチョークサインに他、唇が紫色になるチアノーゼといった症状が見られます。

3. 誤り。無理に吐かせることで吐物や泡が気道に入り肺炎を起こす危険があります。洗剤や漂白剤を誤嚥した場合は、コップ1杯の牛乳または水、生卵などを飲ませて食道や胃粘膜を保護しましょう。

4. 正答。衣服の下をやけどした場合、無理に衣服を逃せようとすると皮膚が剥がれてしまうことがあります。衣服を脱がさず流水で15〜30分程度冷やしましょう。

5. 正答。寝たきりの高齢者が嘔吐した場合、仰向けのままでは嘔吐物が気管に詰まる危険があるため、横向きに寝かせます

参考になった数40

02

1.×
激しく出血している時は、出血している部位より心臓側に近い部位の止血点を手や指で圧迫して血流を遮断します。(間接圧迫止血法)

2.〇
誤飲による呼吸困難は顔面が紅潮し、時に紫色になります。重篤な場合は、咳も声も出ず、手で首をつかむような形になったまま意識を失い、急激に口唇や顔面が紫色になります。

3.×
吐物が気管に入って、症状が悪化する危険性があるので、無理に吐かせる必要はありません。

4.〇
衣服の下をやけどしている場合、衣服の上から冷やします。無理に服を脱がしてしまうと、水ぶくれが破れて痛みが強くなったり治りが遅くなります。

5.〇
寝たきりの高齢者が仰向けの姿勢で吐くとむせたり、吐瀉物が気管に入って呼吸困難になる可能性があります。従って、横向きに寝かせます。

参考になった数10

03

1:出血量が多い場合は、出血部位よりも心臓に近い側を圧迫して止血します。
2:問題の通りです。誤嚥による呼吸困難では、「喉に手を当てる」などの窒息のサインやチアノーゼなどの症状が出現します。
3:無理やり吐かせようとすると、窒息や誤嚥性肺炎になる可能性があります。そのため、すぐに医療機関を受診することが大切です。
4:問題の通りです。衣服の下をやけどしている場合は、衣服を脱がさずその上から流水を当てます。
5:問題の通りです。寝たきりの高齢者に吐き気があるときは、身体を横向きにして、吐物の誤嚥を防ぎます。

参考になった数5