ケアマネの過去問
令和2年度(第23回)
保健医療サービスの知識等 問36

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この過去問の解説 (4件)

01

1. 正答。インフォームドコンセントは、患者や家族が医師からの病状や治療について十分に理解し、どのような医療を選択するのかを関係者で情報を共有し、合意するプロセスのことです。ただ単に病状を告げて同意書を取るだけではなく、日常の場面においても、患者と医療職は十分に話し合っていく必要があります。

2. 誤り。ナラティブ・ベースド・メディスンは、病気になった理由、経緯などをどのように考えているのかという物語から患者が抱えている問題を把握し、解決方法を模索する臨床手法のことです。科学的根拠に基づく医療は、エビデンス・ベースド・メディスンと言います。

3. 誤り。エビデンス・ベースド・メディスンは患者個人の考え方に耳を傾けて自己決定を促す医療ではなく、上記したように科学的根拠に基づく医療です。

4. 正答。予後は今後の病状についての医学的な見通しのことを言います。そのため、設問は正しいです。

5. 誤り。予後に関する情報は高齢者本人のみへの説明では、ご本人の理解力が不十分であったり、家族など周囲の方々の支援が必要だったりした場合に適切な対応が出来ないことが予想されます。そのため、高齢者本人のみへの説明というのは適切ではありません。

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02

正解は1、4です。

1 ○

インフォームド・コンセントとは、

患者が医師から説明を十分に受け、

理解した上で同意することをいいます。

2 ×

医師個人の経験だけに頼らず、

科学的な根拠に基づいた医療を、

エビデンス・ベースドメディスン

(Evidence Based Medicine:EBM)といいます。

3 ×

ここの人間の感じ方や考え方に耳を傾けて

対話を通じて自己決定を促す医療を

ナラティブ・ベースド・メディスン

(Narrative Based Medicine: NBM)といいます。

4 ○

予後とは、

ある疾患がたどる経過や結末についての

見通しのことをいいます。

5 ×

疾患の予後に関する情報は、

高齢者本人だけでなく、

キーパーソンとなる家族、

あるいは同意代行者などにも説明する必要があります。

参考になった数15

03

1:問題の通りです。ICと言います。
2:ナラティブ・ベースド・メディスンとは「個々の人間の考え方に耳を傾けて、自己決定を促す医療のこと」です。
3:エビデンス・ベースド・メディスンとは「医師個人の経験だけに頼るのではなく、科学的根拠に基づいた医療のこと」です。
4:問題の通りです。予後とは、疾患が今後たどり得る経過のことをいいます。
5:予後の説明は、ご本人とご家族へ行う必要があります。

参考になった数11

04

1.〇
インフォームドコンセントは、医師が患者やその家族に対し、病状・治療について説明し同意を得ることです。

2.×
ナラティブ・ベースド・メディスンとは、患者が抱える問題を真摯に聞き、理解を深め、話し合うことで、解決方法を模索していきます。

3.×
エビデンス・ベースド・メディスンとは、根拠のあるデータに基づいた治療のことです。

4.〇
問題文通りです。

5.×
予後の情報は、高齢者やその家族に説明し、理解を得る必要があります。

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