ケアマネの過去問
令和2年度(第23回)
保健医療サービスの知識等 問40
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問題
ケアマネジャー試験 令和2年度(第23回) 保健医療サービスの知識等 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
在宅医療管理について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 在宅中心静脈栄養法は、医療処置として栄養を補う方法である。
- 在宅中心静脈栄養法では、長期にカテーテルが体内にあるが、細菌感染を引き起こすことはない。
- ストーマには、消化管ストーマと尿路ストーマがある。
- 腹膜透析の管理について、利用者や家族が在宅で処置を行うことは禁止されている。
- 在宅酸素療法では、携帯用酸素ボンベを使用して外出することができる。
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この過去問の解説 (4件)
01
1. 正答。在宅中心静脈栄養法は、高カロリー輸液剤を中心静脈から点滴する方法です。
2. 誤り。在宅中心静脈栄養法は、カテーテル敗血症などの感染症、代謝障害、カテーテルトラブルなどの合併症の危険性があります。そのため、細菌感染症がないというのは誤りです。
3. 正答。ストーマとは、腸や尿管などの一部を体の外に誘導して作った便や尿の出口です。消化管を体の外に誘導したものを消化管ストーマ、尿路を誘導したものを尿路ストーマと言います。
4. 誤り。腹膜透析は、腹腔内に透析液を一定時間入れておくことで、腹膜を介して血液中の老廃物などが腹腔内の透析液側に移動します。その後、透析液を体外に取り出すことで、血液を浄化していく方法です。基本的に患者本人や家族が透析液の交換を行います。
5. 正答。在宅酸素療法では、携帯用ボンベを用いることで家屋外での活動を行うことが可能です。
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02
正解は1、3、5です。
1 ○
在宅中心静脈栄養法は、
在宅で栄養を補う方法のひとつです。
心臓の近くにある太い血管にカテーテルを留置し、
そこから輸液を点滴し、
必要な栄養分を補給する医療処置です。
2 ×
在宅中心静脈栄養法では、
カテーテルを体内に留置しています。
しかし使用する輸液製剤を調整する際や、
カテーテルの接続などの際に細菌が侵入し、
細菌感染を起こしやすい状況にあります。
3 ○
ストーマとは、
便や尿を排泄するために、
腸や尿管で人工的に作られた出口のことをいいます。
一般に、ストーマというと、
便を排泄する消化管ストーマと、
尿を排泄する尿路ストーマがあります。
4 ×
腹膜透析とは、透析療法の一つで、
腹腔に専用の透析液を入れ、
腹膜を介して血液中の老廃物を除去する方法です。
在宅で行うことができ、
利用者自身や家族が処置を行います。
5 ○
在宅酸素療法は、
血液の酸素が不足する状態にある場合、
自宅で酸素吸入を行う治療法です。
自宅に酸素濃縮器を設置して使用するほか、
携帯用酸素ボンベを使用することで、外出も可能です。
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03
在宅中心静脈栄養法は、心臓近くにある太い静脈に栄養補給の点滴を行う方法です。自宅でも実施可能ですが、医療的な管理が必要です。
2.×
体内にカテーテルを挿入し、長期的に使用するので交換のための受診をしなくても良いですが、挿入部から細菌感染を引き起こすこともあります。
3.〇
ストーマとは、消化管や尿路の疾患などにより、腹部に便または尿を排泄するために造られた排泄口のことです。消化管ストーマと尿路ストーマがあります。
4.×
腹膜透析の管理は、在宅で行うことが可能です。その際は、利用者や家族が腹膜透析の手順を覚える必要があります。
5.〇
酸素吸入を行っていても、携帯用の機器を使用することで外出ができます。
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04
2:誤りです。長期間カテーテルが体内にあると、細菌感染を引き起こす可能性があります。
3:正しいです。ストーマには消化管ストーマと尿路ストーマがあります。
4:誤りです。腹膜透析は、在宅での家族による処置は可能です。ただし、手技を取得している必要があります。
5:正しいです。携帯用酸素ボンベを利用して外出することができます。
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