ケアマネの過去問
令和4年度(第25回)
介護支援分野 問17

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問題

ケアマネジャー試験 令和4年度(第25回) 介護支援分野 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

介護保険における特定疾病として正しいものはどれか。3つ選べ。

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この過去問の解説 (3件)

01

介護保険の特定疾病は16種類あります。こちらは試験でもよく出ますし、ケアマネジャーとして働く上でも重要です。暗記しておくようにしましょう。

選択肢1. 関節リウマチ

適切です。関節リウマチとは、関節が炎症を起こし、変形や痛みを起こします。

選択肢2. 慢性肝疾患

不適切です。慢性肝疾患は特定疾病に含まれていません。「慢性」と名前がつくものであれば、「慢性閉塞性肺疾患」が特定疾病に含まれています。

選択肢3. 潰瘍性大腸炎

不適切です。潰瘍性大腸炎は介護保険の特定疾病に含まれていません。しかし、難病指定はされています。このように、介護保険の特定疾病と難病指定の疾病は違うということもおさえておきましょう。

選択肢4. 脳血管疾患

適切です。高齢にならずとも、脳梗塞や脳出血で後遺症が残り、介護が必要になる方は多いです。ADL改善や関節の拘縮予防等のためのリハビリテーションを含めたケアプラン作成が重要となってきます。

選択肢5. 骨折を伴う骨粗鬆症

適切です。骨折を伴う骨粗鬆症とは、骨密度が低下し、骨折が起こりやすくなってしまいます。

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02

介護保険制度では、40歳以上65歳未満の者で、特定疾病により介護が必要となった者を第2号被保険者としています。特定疾病は16疾患あります。

①がん(末期)

②関節リウマチ

③筋萎縮性側索硬化症(ALS)

④後縦靭帯骨化症

⑤骨折を伴う骨粗鬆症

⑥初老期における認知症

⑦進行性核上性麻痺,大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病

⑧脊髄小脳変性症

⑨脊柱管狭窄症

⑩早老症

⑪多系統萎縮症

⑫糖尿病性神経障害,糖尿病性腎症および糖尿病性網膜症

⑬脳血管疾患

⑭閉塞性動脈硬化症

⑮慢性閉塞性肺疾患

⑯両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形関節症

各設問については、以下のとおりです。

選択肢1. 関節リウマチ

正しい。関節リウマチは、主に関節の内部にある滑膜に炎症が起こり生じる炎症性自己免疫疾患です。症状は、関節のこわばりや痛みで、進行すると関節の変形を起こすこともあります。

選択肢2. 慢性肝疾患

誤り。特定疾病の16疾患にあたらない。

選択肢3. 潰瘍性大腸炎

誤り。特定疾病の16疾患にあたらない。

選択肢4. 脳血管疾患

正しい。脳血管疾患には脳卒中、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血があります。

選択肢5. 骨折を伴う骨粗鬆症

正しい。上記内容のとおり。

まとめ

関節リウマチや脳血管疾患等疾病の特徴についても確認しておきましょう。

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03

介護保険における特定疾病とは、要介護状態にある方に対し、特定の疾病に係る医療・介護サービスを提供することができる制度です。

選択肢1. 関節リウマチ

正しい。関節リウマチは、関節を中心に全身的な炎症を引き起こす疾患です。介護保険における特定疾病としては指定されています。

選択肢2. 慢性肝疾患

誤り。慢性肝疾患は、肝臓の機能が慢性的に低下する疾患の総称です。しかし、介護保険における特定疾病としては指定されていません。

選択肢3. 潰瘍性大腸炎

誤り。潰瘍性大腸炎は、大腸の炎症により下痢や腹痛を引き起こす疾患です。しかし、介護保険における特定疾病としては指定されていません。

選択肢4. 脳血管疾患

正しい。脳血管疾患は、脳内の血管に障害が起きることにより、脳卒中や認知症などを引き起こす疾患です。介護保険における特定疾病として指定されており、要介護状態の方が対象となります。

選択肢5. 骨折を伴う骨粗鬆症

正しい。骨折を伴う骨粗鬆症は、骨密度が低下し、骨がもろくなる病気です。介護保険における特定疾病として指定されており、要介護状態の方が対象となります。

まとめ

介護保険制度については、介護保険法に基づいて定められており、要介護度に応じた介護サービスを受けることができます。ただし、介護保険制度には制限や条件があり、それぞれの症状に対して、具体的にどのような介護サービスが適用されるかは異なります。

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