ケアマネの過去問
令和4年度(第25回)
保健医療サービスの知識等 問12
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問題
ケアマネジャー試験 令和4年度(第25回) 保健医療サービスの知識等 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
- 中心静脈栄養法では、静脈炎にならないように末梢静脈を用いる。
- 経鼻胃管の種類には、バルーン型とバンパー型がある。
- 血液透析のためのシャントは、動脈と静脈をつなぎ合わせた部位のことである。
- ネブライザーは、気道を加湿して痰を出しやすくするために用いる機器である。
- パルスオキシメーターは、血液中の酸素飽和度を測定する機器である。
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この過去問の解説 (3件)
01
医療機器や処置についての問題です。
高齢者では病気や障害等により在宅での医療が必要な場合がありますので
各設問内容を確認していきましょう。
誤り。中心静脈栄養法は、血流量が多い中心静脈(上大静脈、下大静脈)を用いて、高カロリー輸液を投与する方法です。
誤り。バルーン型とバンパー型があるのは胃瘻です。
正しい。血液透析のためのシャントは、動脈と静脈をつなぎ合わせた部位のことです。シャントを作成することで静脈の血流量が増えます。その血流量が増えた部分に針を刺し、透析に必要な血液量を確保します。
正しい。ネブライザーは、気道を加湿して痰を出しやすくするために用いる機器です。薬液を霧状にし気管支や肺へ送り込みます。
正しい。パルスオキシメーターは、血液中の酸素飽和度を測定する機器です。指にセンサーを付けて測定します。
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02
この問題では、医療に関する機器や処置について問われています。それぞれの機器や処置についての記述を混同しないように注意しましょう。
誤り。中心静脈栄養法では、中心静脈を用いることが一般的です。静脈内にカテーテルを挿入し、心臓付近の大静脈に接続します。そのため、末梢静脈を用いることはありません。
誤り。バルーン型とバンパー型があるのは経鼻胃管ではなく胃ろうです。
正しい。血液透析のためのシャントは、動脈と静脈をつなぎ合わせた部位のことを指します。この部位をシャント部位といい、ここに針を刺して血液を透析器に送り出すことになります。
正しい。ネブライザーは、吸入薬を液状にして微細な霧状にし、それを吸入させることで気道を拡張したり、気道の炎症を抑えたりする効果があります。痰を出しやすくするために用います。
正しい。パルスオキシメーターは、指にセンサーを装着し、光を照射して血液中の酸素飽和度を測定する機器です。酸素飽和度は、心肺機能の評価や呼吸器疾患の監視に用いられます。
中心静脈栄養法では、末梢静脈を用いて静脈炎にならないように注意する必要があります。また、経鼻胃管にはバルーン型とバンパー型があり、血液透析のためのシャントは動脈と静脈をつなぎ合わせた部位です。ネブライザーは、気道を加湿して痰を出しやすくするために使用されます。パルスオキシメーターは、指先にセンサーを装着して、酸素飽和度を測定する機器で、特に呼吸器系の疾患の治療に使用されます。
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03
病院で治療後、自宅でも継続して必要なケースがあります。それぞれの用語や注意点をおさえておきましょう。
不適切です。末梢静脈ではなく、中心静脈が適切です。
不適切です。パルーン型とバンパー型があるのは胃ろう(PEG)です。
適切です。シャントを造設すると、造設した方の上で重いものを持たないなどの注意点が出てきます。
適切です。喘息などの治療に使われます。
適切です。病院内で使用されていますが、在宅酸素療法を受けている方など在宅で使用する場合もあります。
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