ケアマネの過去問
令和5年度(第26回)
保健医療サービスの知識等 問5

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問題

ケアマネジャー試験 令和5年度(第26回) 保健医療サービスの知識等 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

リハビリテーションについて適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 多職種が連携して行う。
  • 高齢者のケアは、リハビリテーション後置主義にのっとっている。
  • 運動に伴って低血糖発作が起こることがある。
  • 急性期病床は、急性期リハビリテーションの提供の場である。
  • 回復が見込めない要介護高齢者に対しては、実施しない。

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この過去問の解説 (2件)

01

一般にリハビリテーションというと、

病院や診療所などで実施される理学療法や作業療法である医学的リハビリテーションを指すことが多いです。

選択肢1. 多職種が連携して行う。

リハビリテーションは、理学療法士や作業療法士のほか、

言語聴覚士、医師、看護師など、多職種が連携して行いますので、

これは適切であると考えられます。

選択肢2. 高齢者のケアは、リハビリテーション後置主義にのっとっている。

高齢者のケアは、できる限り早い段階から適切なリハビリテーションを提供する必要があるという、リハビリテーション前置主義にのっとっています。

選択肢3. 運動に伴って低血糖発作が起こることがある。

運動により筋収縮が起こり、血液中の糖分を消費し、低血糖発作が起こることがあるといえますので、

これは適切であると考えられます。

選択肢4. 急性期病床は、急性期リハビリテーションの提供の場である。

急性期病床は、重点的に高密度な医療を提供する場で、

筋力低下や関節拘縮の予防など、急性期リハビリテーションの提供の場であるといえますので、

これは適切であると考えられます。

選択肢5. 回復が見込めない要介護高齢者に対しては、実施しない。

回復が見込めない要介護高齢者に対しては、

関節拘縮や筋力の低下を予防するためのリハビリテーションを実施します。

まとめ

リハビリテーションは、医学的,社会的,教育的,職業的手段を組み合わせるなどして、

障がいを持つ者の機能的能力を可能な最高レベルになるように働きかけることをいいます。

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02

リハビリテーションは、病院で行うものの他に、介護保険施設に通所や入所して行うものもあります。それぞれの機関の目的等を確認しておきましょう。

選択肢1. 多職種が連携して行う。

適切です。理学療法士・作業療法士が代表的ですが、医師や看護師も連携して行います。

選択肢2. 高齢者のケアは、リハビリテーション後置主義にのっとっている。

不適切です。後置主義ではなく、前置主義にのっとっています。

選択肢3. 運動に伴って低血糖発作が起こることがある。

適切です。運動をする際は、利用者の体調観察が重要です。

選択肢4. 急性期病床は、急性期リハビリテーションの提供の場である。

適切です。急性期リハビリテーションが終わると、回復期や維持期等のリハビリテーション段階に移行します。

選択肢5. 回復が見込めない要介護高齢者に対しては、実施しない。

不適切です。リハビリテーションは回復目的のみではなく、身体機能低下の軽減も目的としています。

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