ケアマネの過去問
令和5年度(第26回)
保健医療サービスの知識等 問6
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問題
ケアマネジャー試験 令和5年度(第26回) 保健医療サービスの知識等 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
認知症について適切なものはどれか。3つ選べ。
- 認知症施策推進大綱においては、発症を遅らせることを目指している。
- 運動不足の改善は、認知症の予防につながらない。
- 自分の意思で決定できるように支援することが大切である。
- MCI(軽度認知障害)は、すべて認知症に移行する。
- 前頭側頭型認知症の症状の一つとして、物品の名前が出てこない意味性認知症の症状がある。
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この過去問の解説 (2件)
01
認知症は、脳神経細胞の働きが低下することに伴い、認知機能が低下して、
日常生活に支障を生じる状態です。
認知症施策推進大綱は、令和元年に認知症施策推進関係閣僚会議が取りまとめたものです。
「共生」と「予防」を基本としており、予防の一環として発症を遅らせることを目指していますので、
これは適切であると考えられます
運動不足の改善は、認知症予防に役立つと考えられています。
尊厳をもって生活できるよう、認知症があっても理解できるような説明をし、
自分の意思で決定できるように支援することが大切ですので、
これは適切であると考えられます。
MCI(軽度認知障害)は認知症の前段階であり、
早期に適切な対応することで、認知症への移行を予防することができるといわれています。
前頭側頭型認知症は、脳の前頭葉や側頭葉が萎縮するために生じる認知症です。
側頭葉の萎縮から、物品の名前が出てこない意味性認知症の症状がみられますので、
これは適切であると考えられます。
前頭側頭型認知症は、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症とならび、
神経変性疾患による認知症に分類されます。
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02
介護支援専門員として、認知症軽度~重度の方の支援は実務として多く出てきます。認知症の症状を理解し、本人の意向を尊重した支援を行います。
適切です。認知症の発症を遅らせることや進行を緩やかにすることを目指しています。
不適切です。運動不足を改善することにより認知症予防につながりますので、体操やウォーキングなどをすることが重要です。
適切です。認知症になっても本人が意思決定をできるように支援をすることが大切です。
不適切です。軽度の段階で治療や予防を行うことで、認知症に移行することを防ぐこともできます。
適切です。アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症など認知症の種類によって症状は異なりますので、それぞれ覚えておきましょう。
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