ケアマネジャー(介護支援専門員) 過去問
令和6年度(第27回)
問42 (保健医療サービスの知識等 問17)

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問題

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験 令和6年度(第27回) 問42(保健医療サービスの知識等 問17) (訂正依頼・報告はこちら)

指定短期入所療養介護について適切なものはどれか。2つ選べ。
  • 家族の疾病を理由とした利用はできない。
  • 短期入所療養介護計画は、おおむね4日以上連続して利用する場合に作成する必要がある。
  • 要介護1又は要介護2と認定された者は、利用できない。
  • 介護老人福祉施設で提供される。
  • 酸素療法を必要とするなど医療ニーズが高い要介護者も利用できる。

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この過去問の解説 (2件)

01

短期入所療養介護については指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準第141条から155条に記載されています。

 

 

選択肢1. 家族の疾病を理由とした利用はできない。

誤り

短期入所療養介護は「療養生活の質の向上及び利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図るものでなければならない」とされているため、家族の疾病を理由とした利用は可能である。(指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準第141条参照)

選択肢2. 短期入所療養介護計画は、おおむね4日以上連続して利用する場合に作成する必要がある。

正しい

相当期間以上にわたり継続して入所することが予定される利用者については、短期入所療養介護計画を作成しなければならないとされている。(指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準第147条参照。)

選択肢3. 要介護1又は要介護2と認定された者は、利用できない。

誤り

短期入所療養介護の利用は要介護1以上の要介護度の認定があれば利用できる。

選択肢4. 介護老人福祉施設で提供される。

誤り

短期入所療養介護の提供に就いては介護老人保健施設、療養病床を有する病院または診療所、介護医療院であって短期入所療養介護事業所として指定を受けた施設で実施されます。

 

選択肢5. 酸素療法を必要とするなど医療ニーズが高い要介護者も利用できる。

正しい

指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準第141条基本方針には、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うと明記されています。看護、医学的管理の下というところが根拠になり、医療ニーズが高い要介護者の利用が想定されています。

まとめ

一般的に「短期入所」とひとくくりで表現されがちですが、短期入所療養介護と短期入所生活介護に大きく分かれます。

対象者や利用の目的、サービスの特徴の違いはしっかりおさえておくとよいでしょう。

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02

介護保険法第8条によると、

短期入所療養介護は、

居宅要介護者を介護老人保健施設、

介護医療院などの施設に短期間入所させ、

看護、医学的管理の下における介護及び

機能訓練その他必要な医療や

日常生活上の世話を行うことをいいます。

選択肢1. 家族の疾病を理由とした利用はできない。

「指定居宅サービス等の事業の人員、

設備及び運営に関する基準」

第144条によると、

利用者の心身の状況や病状だけでなく、

家族の疾病、冠婚葬祭、出張などの理由や、

家族の負担軽減等のために

利用できることとなっています。

選択肢2. 短期入所療養介護計画は、おおむね4日以上連続して利用する場合に作成する必要がある。

「指定居宅サービス等の事業の人員、

設備及び運営に関する基準」

第147条によると、

相当期間以上にわたり

継続して入所することが

予想される利用者に対して

短期入所療養介護計画を

作成しなければなりません。

 

「指定居宅サービス等の事業の人員、

設備及び運営に関する基準について」

によると、

おおむね4日以上連続して利用する場合に

作成する必要があると示されていますので、

これは適切であると考えられます。

選択肢3. 要介護1又は要介護2と認定された者は、利用できない。

介護保険法第8条によると、

短期入所療養介護は、

居宅要介護者について行われますので、

要介護1又は要介護2と認定された者は、

利用できるものと考えられます。

 

選択肢4. 介護老人福祉施設で提供される。

介護保険法第8条によると、

介護老人福祉施設で提供されるものは、

短期入所生活介護です。

 

短期入所療養介護は、介護老人保健施設、

介護医療院などの施設で提供されます。

選択肢5. 酸素療法を必要とするなど医療ニーズが高い要介護者も利用できる。

介護保険法第8条によると、

短期入所療養介護は、

看護、医学的管理の下における

介護及び機能訓練その他必要な医療や

日常生活上の世話を行うことをいいます。

 

酸素療法を必要とするなど

医療ニーズが高い要介護者も

利用できるといえますので、

これは適切であると考えられます。

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