ケアマネジャー(介護支援専門員) 過去問
令和6年度(第27回)
問46 (福祉サービスの知識等 問1)
問題文
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問題
ケアマネジャー(介護支援専門員)試験 令和6年度(第27回) 問46(福祉サービスの知識等 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
- 明確化とは、相談援助者がクライエントの利益を考えて、クライエントの代わりに意思決定することである。
- アセスメントには、クライエントの問題状況の把握、情報の収集と分析が含まれる。
- オープンクエスチョンとは、クライエントが自らの選択や決定により、答えを見つけることを促す質問である。
- 面接技術には、ジェスチャー、表情、声の抑揚が含まれる。
- 視線やクライエントとの距離について配慮することは避けるべきである。
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この過去問の解説 (2件)
01
面接場面におけるコミュニケーション技術に関して問う問題です。ソーシャルワークの専門用語で表現すると社会福祉援助技術です。
誤り
「明確化」の説明として正しくありません。
「明確化」とは、クライエントがうまく言語化できないことを相談援助者(以下ワーカーと表現)が言語化して伝えることです。
また、ワーカーがクライエントの代わりに意思決定をすることは社会福祉相談援助技術としても適切ではありません。
クライエントの意思決定を支援するという姿勢が面接場面におけるコミュニケーションとしては適切です。
正しい
アセスメントとはクライエントに関する情報を収集し、課題を明らかにする(分析する)ことです。
正しい
オープンクエスチョンとは「開かれた質問」のことであり、はい、いいえでは答えられない質問のことです。
そのため、クライエントが自分自身の言葉で自由に回答できる質問のことです。
オープンクエスチョンの例
「あなたは夫に対してどのような感情をもっていますか?」
一方、クローズドクエスチョンは「閉じられた質問」であり、はい、いいえや、二者択一で答えられる質問のことをいいます。
クローズドクエスチョンの例
「あなたは夫が好きですか?」
設問にあるようにオープンクエスチョンでの問いは自由に回答できるため、自ら答えを見つけやすい問いと言えます。
正しい
ジェスチャー、表現、声の抑揚は非言語的コミュニケーションであり、相手に対して言葉によらず
態度や感情を伝える効果があります。
誤り
視線やクライエントとの距離は選択肢4で説明した非言語的コミュニケーションに含まれるものです。
感情や態度を伝える有効な情報となるため配慮しなければならない事柄です。
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02
面接は、援助関係を形成し、
情報収集や本人が抱える問題を
解決するために行われます。
明確化とは、
クライエントが表現できていないことを
相談援助者がクライエントの代わりに
言語化することです。
面接では、
クライエントの問題を明らかにし、
支援計画を立てるため、
アセスメントを行います。
アセスメントには、
クライエントの問題状況の把握、
情報の収集と分析が含まれるといえますので、
これは適切であると考えられます。
オープンクエスチョンとは、
はい、いいえと答えるような質問ではなく、
クライエントが自らの選択や決定により、
答えを見つけることを促す質問ですので、
これは適切であると考えられます。
面接では、
言語的コミュニケーションだけでなく、
ジェスチャーや表情、声の抑揚などの
非言語的コミュニケーションも
用いられますので、
これは適切であると考えられます。
視線やクライエントとの距離については、
非言語的コミュニケーションの観点から、
配慮する必要があると考えられます。
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